呟き以上

おたくのひとりごと

虹ヶ咲3rdライブの感想・備忘録 〜未来への希望と愛の結晶〜

虹ヶ咲初の単独ドームライブ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」が大成功のうちに幕を閉じました。会場はメットライフドームで、5月8日・9日の週末二日間、COVID-19対策を充分にとった上、声出し禁止、着席鑑賞の”ラブライブ!シリーズライブイベント開催方針”に則って開催されました。

このライブ、ここ最近で類を見ないほど私が楽しみにしていたライブだったのですが、実際はその期待を遥かに上回る素晴らしいイベントで…。

私のオタク人生の中で一生の思い出となった虹ヶ咲の3rdライブ。この情勢でも開催してくれた最高のライブを、現地・配信での鑑賞に想いを募らせ、この大切な感情を備忘録として記録に残したいと思います。


Reaching for far blue sky 

このライブは、昨年12月まで放送されていたTVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のストーリーをなぞりながら、アニメの挿入歌を披露していくという、ラブライブシリーズではお馴染みとなった内容の、所謂”アニメ再現”イベント。

故に披露する楽曲もほぼ予想できるし、それらの楽曲への期待を抱いていました。なんでそんなに楽しみだったかは追々話しますが、とにかくセットリストを見て欲しい。

2021.05.08 Sat. at メットライフドーム

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~

DAY1 セットリスト

  • -Opening-
  • 01.虹色Passions!
  • -MC-
  • -アニメダイジェスト-
  • 02.CHASE!
  • -アニメダイジェスト-
  • 03.Dream with You
  • 04.Poppin’ Up!
  • 05.DIVE!
  • 06.サイコーハート
  • 07.La Bella Patria
  • 08.ツナガルコネクト
  • 09.Butterfly
  • 10.Solitude Rain
  • 11.VIVID WORLD
  • -アニメダイジェスト-
  • 12.Awakening Promise
  • -アニメダイジェスト-
  • 13.夢がここからはじまるよ (Piano Intro by 高咲有)
  • 14.NEO SKY, NEO MAP!
  • -MC-
  • 15.Sweet Eyes
  • 16.全速ドリーマー
  • 17.未来ハーモニー
  • -ENCORE-
  • EN1.無敵級*ビリーバー
  • -MC-
  • EN2.TOKIMEKI Runners
  • EN3.Love U my friends
  • EN4.NEO SKY, NEO MAP!

 

色付けした楽曲が本編なのですが、1曲目のアニメOP「虹色Passions!」から14曲目まですべてアニメ曲が占めていて、更に「未来ハーモニー」という実質アニメ0話で本編が締め括られる、これが本当に良い構成でした。

前シリーズ「ラブライブ!サンシャイン!!」までのアニメ再現ライブの構成を踏襲しつつ、より一層アニメの世界観に重きを置いて、それらを丁寧に包み込んだこのセットリストは、虹ヶ咲アニメ化を目一杯に祝した、虹ヶ咲に関わる全ての人からの愛に包まれた空間であったと思いました。

アニメ化が無いと言われた作品で、アニメ化をもぎ取って、アニメPV付きシングルが作られて、アニメ話数的には少し多い9人のソロ活動も全員にスポットライトが当てられ、全員のソロ曲が用意されて、YouTubeでの再生回数が200万回を超える楽曲もあって…と、昨年から畳みかけるように希望に希望が重ねられていった虹ヶ咲が魅せる、一つの集大成がこの3rdライブ。そのテーマは「夢の始まり」。

あれだけ素晴らしいアニメがあって、期待はまだまだ膨らみ始めたばかりだよ!といったライブタイトルに感服。

本当に愛されているグループなんだな…と胸がいっぱいになってしまいましたね。


 ココにいる だから…

次元を超えられた――――

今回のライブの全てはこの一言に詰まっていると思います。

前述した、”本編にアニメを詰め込んだ構成”ももちろんですが、メインは各キャストの気合の入り方でした。

優木せつ菜役の楠木ともりさんは、アニメ挿入歌「DIVE!」に合わせて青い毛先カラーを、高咲有役の矢野妃菜喜さんも毛先カラーを緑に、近江彼方役の鬼頭明里さんは、美容師さんにキャラクター絵を見せて染めてもらったそうで、さらにDAY2には挿入歌「Butterfly」に合わせた羊ヘアになっていて、それ以外にも各キャストの「アニメのキャラそのもので!」のやる気が溢れ出していたのが、もうアツくてアツくて最高でした。これまでもキャラに似せてはいましたが、アニメの”挿入歌”に合わせて、アニメの世界観を届けてくれたのが嬉しすぎるんですよね。特に矢野妃菜喜さんは初めて緑だったので、気合が違うわーとそれだけで胸が高まりました。


 カラフル!笑顔!心地いいね♪

各スタッフの”アニメ愛”は、各楽曲のステージングにも満ち満ちていました。全曲本当に素晴らしい再現度と、本当にキャラクターがライブをしていると錯覚できてしまうようなアニメに沿った演出でしたが、特に私が取り上げたいのは「ツナガルコネクト」です。

この方の描かれた「ツナガルコネクト」のラスサビは、歌詞そのもの=天王寺璃奈のカラフル笑顔はずむココロ飛ぶようなテンションを、これでもかと言う程、ステージの演出・電飾・VJ全てがフルパワーで、”天王寺璃奈”の全てをステージ、そして会場いっぱいに開放していたと感じました。DAY1はアリーナのかなり前の席で見ていたのですが、この電飾と天王寺璃奈になった田中ちえ美さんのパフォーマンス、その色んな感情の詰まった田中さんの大笑顔のおかげで、めちゃくちゃ楽しんでいましたね。曲も大好きだったので。

ちなみに200万回再生された曲の一つはこの「ツナガルコネクト」です。


www.youtube.com

それ以外にも「Butterfly」のシャボン玉、「VIVID WORLD」の大スモーク&大レーザー、「虹色Passions!」のカメラワークなど、挙げても挙げてもキリがない。

アニメ再現の衣装ももうこれ以上ないくらい完璧で、これも次元を超えた空間づくりに大きく寄与していました。私は「虹色Passions!」の衣装が大好きなのですが、その衣装を纏ったキャストがステージに出てきた瞬間、念願叶って号泣してしまいましたね。オタクはすぐ号泣する。


光れMelodies

そんなスタッフ愛・キャストの気合い・ステージ演出・衣装と、何もかもが完璧で、愛が沢山に詰まった3rdライブの時間は、この情勢での制限や現実を完全に忘れさせてくれました。

世の中が変わってからもちょくちょくライブには行っていましたが、あれほどステージに見入って、興奮して、激しい感情の起伏を得たのは本当に久しぶりで、ライブが非日常空間であることを思い出させてくれる、本当に”凄いライブ”でした。あの時間は誰もが現実を忘れていたと思います。私の期待なんか軽々超えていったこのライブは、言葉では言い表せないくらい大きなものをもたらしてくれました。

 

3rdライブの日程は半年以上前から決まっていましたが、なんせこの情勢。開催に確約が持てないまま、開催日は迫っていました。そんな中東京都に発令された3度目の緊急事態宣言。

こりゃ埼玉への宣言も遠くないだろうと、正直50%くらい、いやほぼ開催を諦めかけていました。どうせまた…って。実際妹グループのLiella!はこの宣言でリリースイベントが無観客に、静岡で5周年野外ライブだったAqoursも県の要請で実質延期となりました。

虹ヶ咲3rdライブ2週間前にして、ラブライブが5月に開催する予定だった3つのイベントの内、残されたイベントは虹ヶ咲だけになっていました。

でも、運営は定期的に開催表明を報告し、ライブに向けたキャンペーンを行い、キャパも50%のまま開催(再抽選でキャパ減するかもとリリースしていた)するとして、開催日までこぎつけました。「なんとしてでも虹ヶ咲だけは…!」という想いは絶対にあったと思います。この現状で、本当にライブをしてくれてよかった。その一言に尽きます。

もちろんフルキャパ声出し限界オタク体制で見たいのは山々ですし、DAY2のMCで久保田未夢さん、大西亜玖璃さんもその趣旨の発言をしていました。

それでも、とにかく開催してくれたことと、それによってライブの醍醐味である”非日常空間”が確かにあったことは、間違いなく虹ヶ咲の持つ大きなパワーだと思います。虹ヶ咲のアニメを追って、ライブへ行けたことが本当に幸せでした。虹ヶ咲のメンバーが、未来をそれぞれの色で、音で、光らせてくれました。

こんなに長く書くつもりはなかったので、それぞれの楽曲の感想はまた別の記事にします。もっとそれぞれの楽曲で喋りたいこと沢山ありますから。

長い文章でしたが、最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。