【感想レポ】Perfume 2018 P.T.A.限定カウントダウンライブ @横浜アリーナ《リマスター版》
《2023.10.17 加筆修正》
※この記事は、当時別媒体で公開したブログを推敲したものです。当時の感想や思いはそのままに文章表現だけ変えています。今年は5年振りのカウントダウンライブ開催ということで、5年前の記録としてご参考頂ければと思います。この日のことは今でも一生の宝物です。
2018年12月31日。
約4ヶ月間に及んだアリーナツアー、"Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」"の千秋楽公演は、2007年以来11年振りのカウントダウンライブ、会場キャパ12000人が満杯になった横浜アリーナだ。
前回のカウントダウンライブはまだ私がPerfumeを知らなかった頃の話だが、11年振りと言われれば私も気合いの入り方も違う。
平成最後の年越しを、自分が大好きなPerfumeと一緒に過ごせるなんてこんなに幸せなことはない。おまけにこのライブはP.T.A.限定、そして紅白の生中継に参加できるというイレギュラーな名目がいくつもある。
そう、2018年12月31日に横浜アリーナに集まったP.T.A.会員12000人には、多くのミッションが課されていた。
前述の通り、開演前に行われる紅白の中継、そして何かの演出に使われるであろう"スマホ持参必須"の指令、更にこのライブの肝である年越しだ。これだけ盛り沢山のことが18:30の開場から元旦深夜までに詰まっている。楽しみ過ぎる。
これからここに書くことは、私が過ごした平成最後の大晦日の一部始終を記した備忘録である。
開場時刻が20:30から18:30に繰り上げられ、また16:00から事前本人確認も行われることになり、セーブポイントとなる時刻が多く設定された今回のライブ。
本人確認は会員証、身分証、チケットの3点確認が必須で入場に時間が掛かるため、事前本人確認が用意された。
さっさと終わらせよーと思い、私も事前確認を済ませる。列自体の長さは凄いことになっていたが、進みは早かったので10分も掛からなかったと思う。オレンジ色の外れないリストバンドを付けてもらった。
その後フォロワーの方々と時間を潰し、19:30に入場。
今回はツアーの中の1公演ではあるが、カウントダウン用にステージセットが変わってるかもと思い簡単に確認したが、特に変更点は見られず。TOKYO GIRLのスポットライトなど、セットリストに入らなかった楽曲用のセットは無かったと思われる。
入場後に判明する座席はセンター12列のゆかちゃんサイド。横アリ追加公演すべてでセンター10番台のゆかちゃんサイドだ。席運どうなってんのこれ。
会場に入ると座席にはペンライトのようなものが用意されている。後から調べたが、このペンライトはFreFlow(通称フリフラ)と言って他のライブでは使用実績があるものらしい。今回はフリフラにこの日限定の特製のカバーが付いた、Perfume×docomoのスペシャルバージョンだ。
このフリフラをどのタイミングで使うかは明記されていなかったが、docomoの文字があるのでカウントダウンで使用するものだろう。フリフラ本体は回収だが、特製のカバーは持って帰れるとのことだ。
持ってきてと言われていたスマホについては、演出に使用する際に備え付けのWi-Fiに繋げるよう設定が必要とのこと。
これら一連のイレギュラーな物品や手順等については、全て座席に置かれたこの日限定のフライヤーに記載されていた。
会場ではBGM代わりに紅白歌合戦が放映され、合間にこれまでの公演同様、Perfume出演のCMが流される。私のオタクの中の1ピースである『ラブライブ!サンシャイン!!』のAqoursも観れてご満悦。
などと思っていたらAqours終了を待ったかのように9nineの"SHINING☆STAR"が爆音で流れ始めた。出島ステージには黒のドレスに身を包んだあ〜ちゃんの妹・ちゃあぽんの姿。
なんと紅白中継の盛り上げ役として登場し、我々観客に紅白中継について注意事項や段取りを説明してくれた。気付けばPerfume出演まで約30分くらいのタイミングだったと思う。
我々の使命はとにかく『声を送る』こと。
Perfume前のキンプリの出番が終わると同時に会場が暗転するので、演目が始まるまで声援を送り続けて欲しいと。
更に『今からそのリハーサルを行います!』という声に会場の盛り上がりは早くも最高潮。メインステージをに目をやると、既にスタンバイに入るPerfumeの姿があった。リハーサルについては、SNSへネタバレをしないようにとちゃあぽんから注意がある。信頼関係凄いな。
すぐに暗転する会場。アミッドスクリーンに流れ始めたのはこのツアーのオープニングを短縮した映像。
めちゃくちゃかっこいい『Future』は健在。そのままFuture Popが始まった。歓声が物凄い。
これから行われようとしていることは紅白歌合戦の生中継、そしてここにいる12000人は全てP.T.A.会員だ。
『3人のために、紅白を絶対成功させてやる。』
会場に居る全員の想いはただこのひとつだったと感じた。この想いが想像も出来ないファンのレベルを引き出した。
いつもは拍手が起きない『Light wave…』から手拍子が起こり、何も言わずともファンが完全にテレビ仕様に。私が参加した8月のSONGS観覧を思い出したりしてた。
爆音の楽曲をかき消す歓声。サビに差し掛かる。その場の全ての人間の手が上がり、Perfumeを指す。Perfumeが一番だ。その想いが一つ一つの手に詰まっていた。
Future Popが終わった。静寂が入る間もなく、聞こえてきたのはこのツアーで何度も聴いた、あの静かなイントロ。同時にあちこちから悲鳴が上がる。泣いた。というか今これを書きながら泣いている。
紅白歌合戦でエレクトロ・ワールドを披露するなど誰が想像しただろうか。
Perfumeが解散寸前まで追い込まれていた頃のブレイク前の曲、12年も前の曲が日本一の晴れ舞台で歌われるのだ。歌い出しを見守る。サビで観客の想いが爆発する。フロアを揺らす。
間奏のコールへ入る。本当に爆発音だ。これはリハーサルということを忘れてはいないか。ただPerfumeのために、Perfumeの紅白を絶対に成功させるために200%の観客の声が横浜アリーナを埋め尽くした。文に書き起こしながら涙が止まらない。
リハーサルが終わった。あ〜ちゃんとかしゆかも涙を流していた。
『凄いよ…』
我々の使命、というよりももはやサプライズは完全に成功した。ライブ1本終わった気分だ。
3人の不安が少しでも吹き飛ばせたとしたら本望だった。
『本番もよろしく』と言葉を残し3人はステージ裏へ消えていった。
再びセンターステージのちゃあぽんへマイクが移る。本番前には中継でトークがあることと、今やった事はSNSに書き込まないことが再度忠告された(守った)。
リハーサル終わったけどお前ら紅白やべぇぇぇぇぇぇぞぉぉおおおおお
— なかた @資料垢 (@Nkt_salt_) 2018年12月31日
Perfumeの出番までは、再び紅白歌合戦が放映される。前半戦のラスト、CM、そして後半戦がスタート。DA PUMPのU.S.A.ではコール、いきものがかりのじょいふるではタオルを振り回す。いつもの開場中のBGM代わりで、普通に盛り上がってて草生えた。
ふと花道の横に目をやるとPerfumeの姿が。と同時に再びちゃあぽんが出島に上がる。ちゃあぽんの紹介でPerfumeも出島へ向かった。
中継が始まるまでのオフレコトークでは、ちゃあぽんがこの役に決まったのは本当に前日で、本来はお客さんとして観るはずだったことが明かされる。
また『なんでそれのっちに読ませる?』というくらいカタカナの多い文の読み練習を行うなど、いつものPerfumeの姿があった。
あっという間に時間は過ぎ、中継が繋がる。噛んだのはのっち…ではなくまさかのゆかちゃん。会場に笑いをもたらした。
トークの中継が終わり、花道を歩いてメインステージへ向かう3人に声援を送る。3人は本当に集中している様子で我々の声は届いてなかったかもしれない。それでも無数の応援が続いていた。
また私の座席のセンター12列は真後ろが通路で、ちゃあぽんが目の前を通って帰って行った。美しかった。
再び中継が始まるまで、BGMが無い中、手拍子が鳴り響く。一度ズレるタイミングもあったのだが、中継開始前にはぴったり揃った。12000人の手拍子がBGM無しで揃うなんて。
そしてその時は迫っていた。
会場が暗転した瞬間、大歓声が横浜アリーナを突き破る。本番が始まった。テレビに映し出されるのはPerfumeであり、どうしても観客の熱気は届かないだろう。しかし我々はひたすらにPerfumeへ声援を送ることが使命だ。
エレクトロ・ワールドのイントロでは先程の悲鳴とは違った大きな歓声が響いた。この数分に12000人がすべてを捧げた。もう楽しすぎるし声は凄いし。私が9年前にここ横浜アリーナでPerfumeと出会って以来経験したことのない、Perfumeと私の、私たちとの4分弱だった。
本番が終わった。あ〜ちゃんは呆然と泣きながら立ち尽くしている。のっちも『10秒ボーッとしていい?』。
早速本番の映像が確認出来るということで、全員で中継された模様を見る。
エレクトロ・ワールドの演出にびっくり。生で見ている側はあんなふう(CG合成)になっていることをこの時まで知らなかった。2015年のPick Me Upを彷彿とさせながら、大きく進化したパフォーマンスだった。
余談だが、この映像チェックの際、一度収録された映像をスピーカーから流しているので、少し音質が悪くなっていたのだろう。エレワの歌声が少し高く聴こえてきたのが、以前までのライブを彷彿とさせた。
今ではライブでもCDの音源と変わらないように聴こえるようになったが、昔はライブだと声が高く聞こえる印象が強かったので、個人的に懐かしいと思う瞬間だった。
映像が終わり拍手が起こった時にはもうPerfumeの姿は無かった。紅白の放映も終わり、いつもの開場BGMが鳴り始める。もうライブ2つ終わった気分だ。
リハ、本番、ワンマンで実質今日ライブ3つ
— なかた @資料垢 (@Nkt_salt_) 2018年12月31日
この空き時間でお手洗いを済ませてライブに備える。
22:15、iPhoneを会場のWi-Fiに繋ぎ完全待機。拍手がどんどん大きくなる。影アナが入りBGMの音量が上がる。いよいよ開演だ。
ライブのスタートはここまでのツアー内容と変わらない。2004年からのリリース・ライブを書き記した映像がPerfumeの加工された声と共に流れ、2018、そして『Future』へ。何度見てもカッコイイ。
Start-Up、Future Popと続く。やはりファンクラブ限定とあって声の出と手の上がり方が違う。
エレクトロ・ワールドでも声の揃い方、振り付けの真似の量が違う。これだ。この気持ち悪すぎる空間が私は大好きでたまらない。
If you wannaが終わるとThree WalksからFUSIONへ。ここでこれまでのツアーにあった超来輪が省かれたことに気付く。このツアーで超来輪が大好きになったオタクからしたら残念という気持ちもあるが、この後どんな曲が待っているのだろうという期待の方が大きい。Tiny Babyの🙌の振り付けはイマイチどこでやればいいのか分からないので、Yeh Yeh言ってるところは全部やろうと思う。Let Me Knowも披露された。
MCへ。
紅白の話に続いて『エレクトロ・ワールドのoi! oi!が怒号だった』と語るゆかちゃん。グループ分けは『としこし』。3人のテンションも明らかに壊れていたが、時間が限られているため話を急に切り上げて次の曲へ。
『このままいきましょう!Butterfly!』から小鳥のさえずりが特徴的なイントロへ。曲の始まりから『ジャンプ!ジャンプ!』と煽り、Butterflyでのジャンプが公式化。フェスで化けそうなので是非やって頂きたい。
2番のサビの途中で3人はステージ下へ消えるのだが、本当に一瞬なので多分後ろから見てる人は消えるのが分からないと思うし、実際私も横アリ初日は3人が消えたことに気付かなかった。
映像もこれまでと変わらず、楽曲終盤で止まる日付も2011.11.02。
いや、3人が出てこない。いつもなら曲終わりと同時にメインステージからリフターで上がってくる。しかしその姿が無い。これまでのツアーと異なる楽曲が来ることを確信した瞬間、流れてきたイントロはオルゴール。マネキンの格好をした3人が別々のリフターからステージに現れる。
微かなカオリが、2015年のLIVE 3:5:6:9 day8以来の披露。P.T.A.限定ならではの選曲にあちこちから悲鳴が上がる。レーザービームと両A面曲のため、印象が薄れてしまった、と本人達が語る公認の不遇曲だ。この曲にはファンも多く、普段セットリストにはまず入らないこともあり、まさに特別な選曲だ。
この曲の最大のポイントは大サビ前の間奏で3人がキスを出し合い、それを回収し合うところ。
私は2012年のJPN、2015年の武道館と全く同じ光景を見てきた。2018年の最後に、またこの光景を見れるとは思ってもいなかった。
3人を取り巻く環境も、目標も、技術も、魅せ方も変わってきた。それでも3年前、6年前と変わらぬ演出、そして本当に楽しそうな3人の姿を見て『ああ、この人たちは何も変わっていない』と思うと、涙が止まらなかった。Perfumeは変わっていない。そしてこれからも変わることはないのだろうと心の底から思った。
微かなカオリの余韻を残したままSEVENTH HEAVENへ。追加公演から変更されたこの曲は、もしかしたらカウンドダウンライブのために選ばれた曲だったのかもしれない。
縦ノリで揺れ、幸せに満ち溢れた会場。そこへぶち込まれたのはポリリズム。誰もが見慣れた立ち位置と、誰もが聴き親しんだイントロ。久しぶりのワンマンライブでの披露に会場は大いに沸いた。
というかイントロで永遠に叫び続けていたのは私だ。このライブで一番嬉しい選曲だったかもしれない。ポリジャンプで自分が飛びすぎてPerfumeをよく見ていなかったことだけ後悔。大サビで花道を歩いていくパフォーマンスもLEVEL3を彷彿とさせた。
『2018年最後の楽曲はポリリズムでした』というMCからいよいよ年越しの準備へ。
ここで座席に置かれていたフリフラの出番。メンバーが腕に付けたデパイスがメンバー自身の動きに反応し、あ〜ちゃんの動きは赤、かしゆかは青、のっちは緑でそれぞれ観客の持つライトが点くというもの。更にその3色がそれぞれに混ざって違う色をつくることも出来る。渋谷とも中継が繋がり、ハングルライトを持った人が我々のペンライトと同じように、Perfumeに反応して光る。この"3人の動き"からデバイスを光らせるまでの伝達に、docomo 5Gが使われているそうだ。
実際にやってみると単純に楽しい。遅延なく会場全体へ動きが光に変換されて伝わるため、会場全景が映された時になかなか綺麗。これを使ってカウントダウンが行われる。
『喋り急いだけど、割と時間あるね』など、YouTubeの中継が繋がってもいつも通りのMCを続け、30歳になって変わったことをかしゆかとのっちにあ〜ちゃんがインタビュー。のっちは『色々な面で恥ずかしいと思わなくなった』と話したところで、CE名古屋ヒール飛ばしを再び弄られる(その件についてはまだ恥ずかしいとのこと)。そんな話をカウントダウン2分前まで続ける3人。平常運転すぎる。
『2018年、やり残したことは無い?』
『みんなで飛ぶよ!』
3、2、1…
Perfumeと一緒に2019年の幕開けをカウントダウン。
年越しと同時に金・銀テープが会場を舞う。
Perfumeと一緒に年を越した。
『2019は3人とも30歳!大きな扉、開けてくぜ!!!』
『青春謳歌!!!!!』
天空のイントロが入った。赤い衣装を脱ぎ捨て純白の衣装へ早替え。2019年、Perfumeが最初に選んだ曲は天空だ。
光を突き破れ 永遠の時を求め
完全なんて無いって 分からずにいた頃に
席の場所によってフリフラが違う光り方をしているのが気になった。事前把握なのか、その場で制御しているのか。
『FAKE IT!!』
そんなことを考える間もなくライブは次へ進む。行き場を無くしたフリフラをそっと座席へ置き、下に落ちた銀テープをもったいないと思いつつ踏みしめながらジャンプをかます。この日のパフォーマンスは出島ではなくメインステージへ戻った。
のっちの曲フリから始まった、この日も最高のParty Makerを終えると、スクリーンには2008.02.14の日付。P.T.A.発足の日付だ。会場の座席図が表示され、年月を重ねるに連れて座席が点々と塗りつぶされていく。
これは会員に事前アンケートをおこない、入会年をその日の着席座席に反映させて表示させる企画だった。全ての座席が埋め尽くされて12000の数字が表示されると、『スペシャルP.T.A.のコーナー』なるものが始まった。
ここで充電MAXスマホの出番。
内容としてはPerfumeが観客へ向けて質問し、それに対して赤・青・黄の3択をスマホから回答し、その回答がLED画面の座席表に表され、最終的には円グラフの%で得票率が分かるというもの。
この機能をどのように活用するかというと、いつもと変わらない。男子・女子・そうでない人。これは男子が多かった(%は忘れた)。
のっちが『Tシャツ…』と言っただけてせっかちに座席表と円グラフが動き出す。
『(選択肢)変えちゃう!赤がPerfumeTシャツ、青がファンクラブTシャツ、黄がなにもしてない』
意外といる黄色に対して『なにかしてきなさいよ!』とお叱り。
医者、社長、弁護士など最近の流行りのアンケートを行なったあとに、3人がリアルタイムで書くメッセージがそのまま会場全員のスマホに映し出される演出も。
逆に我々からPerfumeの持つ端末へリアルタイムでメッセージが送れるという企画も行われた。
これを以てスペシャルP.T.A.のコーナーは終了。P.T.A.のコーナーと言っておきながら、体を動かしたりすることはせず、このアンケート機能を使う時間だった。
『みなさんのメッセージが集められていきます。繋がっていきます。』
スクリーンには今我々が書いた沢山のメッセージが集められていく。
『せーのっ……』
手が揃った。2月のFC幕張で披露した時よりも間違いなく揃った。
手のひらが世界中 繋がるウィンドウ
指先に掴むのはどの未来?
MY COLORがこの企画の締め括りとしてセットリストに入った。この曲の意味を最大限に引き出した抜擢にただただ納得していた。
アウトロで再び出島へ向かう3人。
『行くよ!チョコレイト・ディスコ!!』
本編ラストはこの曲。完全にFC幕張初日だ。
ファンクラブ会員限定のチョコレイト・ディスコほど声が大きく温かいものは無い。ここまで、エレクトロ・ワールド、チョコレイト・ディスコ、ポリリズム、SEVENTH HEAVEN、MY COLORと、懐かしいかつての精鋭曲が揃っている。間違いなく神ライブ。少し昔から応援していた私の集大成を、ディスコの声に乗せてPerfumeへ精一杯届けた。P.T.A.の最高のディスコが横浜アリーナに響いた。
3人はステージを後にする。しかし終わりの挨拶は無い。このツアー初めてのアンコールがあることを誰もが確信。
程なくして登場したPerfumeの姿に私は興奮した。
衣装ではなく、追加Tと黒のロングスカートの格好。PerfumeがTシャツを着てステージ上に上がるのはいつぶりのことだろう。これもファンクラブ限定ならではだ。
『久しぶりのアンコールです』
『まだやりたい曲もありますし…』
『しばらくやっていなかった曲をやります』
まさか。
いやしかしこのタイミングでやる曲はもうあれしかない。あれしかないはず。他にはない。やってくれ。頼む。
『心のスポーツ』
連番したフォロワーと抱き合った。もう嬉しすぎた。ただただ嬉しかった。ここまで大満足の内容だった故、アンコールでの心のスポーツはここまでPerfumeのファンでいたことへのご褒美でしかなかった。念願がまたひとつ叶った。ありがとうPerfume。最高だよ。
『未来は明るい』の言葉から無限未来で締め。
これまでよりも長いカーテンコールと共に、カウントダウンライブは終演を迎えた。
大晦日にFuture Popで始まり、元旦に無限未来で締める。2018年のPerfumeをそのまま映したセットリストで、最高のライブは終了した。
やはりP.T.A.限定ライブというものは他のライブと全く異なる幸せがある。
盛り上がりも、愛も、覚悟も違う。
全員がPerfumeへの幸せを願って声を出し続ける。身体を動かし続ける。それがあまりにも幸せ過ぎるし、満たされる。
だから激しさの中にも間違いなく温かさがある。それがこの満足感を産んでいるのだろうと私は思う。
2月のFC幕張は最高だった。しかしこのカウントダウンライブは間違いなくそれに匹敵する盛り上がりだった。本当に楽しかった。
平成最後の年越しはPerfumeと一緒に過ごし、Perfumeの紅白歌合戦に出演した。このことを誇りに、一生の宝物に、一生の思い出にして、またPerfumeのファンを続けていきたいと強く思う。ありがとうPerfume。
2018.12.31 at 横浜アリーナ
Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」
P.T.A.限定カウントダウンライブ セットリスト
《Opening》
01. Start-Up
02. Future Pop
03. エレクトロ・ワールド
04. If you wanna
05. FUSION
06. Tiny Baby
07. Let Me Know
《MC》
08. Butterfly
09. 微かなカオリ
10. SEVENTH HEAVEN
11. ポリリズム
《docomo × Perfume FUTURE EXPERIMENT VOL.04 その瞬間を共有せよ。》
12. 天空
13. FAKE IT
14. Party Maker
《スペシャルP.T.A.のコーナー》
15. MY COLOR
16. チョコレイト・ディスコ (2012-Mix)
ENCORE
17. 心のスポーツ
《MC》
18. 無限未来
開場18:30・開演22:30・終演1:17頃
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参考・追加公演発表から当日までのログ(2023.10.17・新規追加項目)
※2018年のカウントダウンライブは、"Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」" の横浜アリーナ追加公演12/28,29,31の3公演のうち、最終日をP.T.A.限定カウントダウンライブとして、9/22のツアー2公演目・長野ビッグハット公演2日目終演後に発表された。発表時は開場・開演時間共に未定とされている。
抽選も通常の追加公演とカウントダウンライブでは日程をずらし、カウントダウンライブは通常の追加公演より後の日程で分けて実施された(証跡あり)。詳細な記録が手元に残っていないものの、P.T.A.非公式Twitterアカウントでは、10/18,10/29にそれぞれ先行抽選の情報が開示されており、10/29の発表がカウントダウンの先行抽選に当たるものと考えられる。先行抽選結果発表時には開場21:00・開演22:30として案内されている。
11/14には11年連続11回目の紅白出場が決定。12/21に曲目「Future Pop 紅白SP」であること、横浜アリーナから中継することが解禁される。このニュースリリースには、中継にカウントダウンライブのチケットを持ってる方が参加出来るとの記載もあった。同日にはdocomo FUTURE-EXPERIMENTとのコラボ続編が発表され、これがカウントダウンライブの年越し・P.T.A.のコーナーにて実施されることとなる。
12/27に曲順が発表されたことで大まかな出演時刻が明らかとなり、紅白中継に参加するための詳細な日程の案内もあった(証跡が無いが、当日20:00までに場内へ入場されなければ中継には参加出来ないということ、16:00から事前本人確認を実施することがこの日案内されたと記憶している)。2日前の12/25にはこれに先立ち、開場時刻を18:30へ大幅に繰り上げる案内がされている。
12/30には紅白事前リハーサルの取材記事が上がり、歌唱曲はFuture Pop+"あの代表曲"という記載で、ファンの間ではポリリズムやチョコレイト・ディスコ辺りだろうという推測が目立っていたため、当日エレクトロ・ワールドが披露されることの衝撃は大きかった。
●2018.09.22
Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」 追加公演決定 [1]
●2018.10.29
追加公演先行受付(抽選)のご案内 [2]
●2018.11.14
・第69回紅白歌合戦出場決定 [3]
・追加公演先行受付(抽選)結果発表日 [4]
●2018.11.28
追加公演2次先行受付(抽選)のご案内 [5]
●2018.12.13
追加公演立見チケット受付(抽選)のご案内 [6]
●2018.12.21
・紅白歌唱楽曲&中継出演決定「Future Pop 紅白SP」 [7]
"※12/31(月)横浜アリーナ公演にご来場予定の皆さまには、ライブ会場からの中継を一緒に盛り上げていただきたい" の記載
・docomo×Perfume 「FUTURE-EXPERIMENT VOL.04 その瞬間を共有せよ。」実施決定 [8]
●2018.12.25
開場時間変更のお知らせ [9]
●2018.12.27
・紅白曲順発表
・開場時間変更&「第69回NHK紅白歌合戦」の中継についてのお知らせ [11]
●2018.12.30
リハーサル取材記事で、"Perfumeは「Future Pop」と、あの代表曲をメドレーで披露" との記載。 [12]
参考・ライブレポート記事
・日経 X TECH「docomo×Perfumeの5Gライブに潜入、その瞬間を共有した」
・日経 X TECH「Perfumeファン1万2000人のスマホ、Wi-Fi同時接続できたか?」