呟き以上

おたくのひとりごと

【感想レポ】Perfume 2018 P.T.A.限定カウントダウンライブ @横浜アリーナ《リマスター版》

《2023.10.17 加筆修正》

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※この記事は、当時別媒体で公開したブログを推敲したものです。当時の感想や思いはそのままに文章表現だけ変えています。今年は5年振りのカウントダウンライブ開催ということで、5年前の記録としてご参考頂ければと思います。この日のことは今でも一生の宝物です。

 


 


2018年12月31日。

 

約4ヶ月間に及んだアリーナツアー、"Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」"の千秋楽公演は、2007年以来11年振りのカウントダウンライブ、会場キャパ12000人が満杯になった横浜アリーナだ。

前回のカウントダウンライブはまだ私がPerfumeを知らなかった頃の話だが、11年振りと言われれば私も気合いの入り方も違う。


平成最後の年越しを、自分が大好きなPerfumeと一緒に過ごせるなんてこんなに幸せなことはない。おまけにこのライブはP.T.A.限定、そして紅白の生中継に参加できるというイレギュラーな名目がいくつもある。

 

そう、2018年12月31日に横浜アリーナに集まったP.T.A.会員12000人には、多くのミッションが課されていた。

前述の通り、開演前に行われる紅白の中継、そして何かの演出に使われるであろう"スマホ持参必須"の指令、更にこのライブの肝である年越しだ。これだけ盛り沢山のことが18:30の開場から元旦深夜までに詰まっている。楽しみ過ぎる。

 

これからここに書くことは、私が過ごした平成最後の大晦日の一部始終を記した備忘録である。

 


 

開場時刻が20:30から18:30に繰り上げられ、また16:00から事前本人確認も行われることになり、セーブポイントとなる時刻が多く設定された今回のライブ。
本人確認は会員証、身分証、チケットの3点確認が必須で入場に時間が掛かるため、事前本人確認が用意された。

さっさと終わらせよーと思い、私も事前確認を済ませる。列自体の長さは凄いことになっていたが、進みは早かったので10分も掛からなかったと思う。オレンジ色の外れないリストバンドを付けてもらった。

その後フォロワーの方々と時間を潰し、19:30に入場。

今回はツアーの中の1公演ではあるが、カウントダウン用にステージセットが変わってるかもと思い簡単に確認したが、特に変更点は見られず。TOKYO GIRLのスポットライトなど、セットリストに入らなかった楽曲用のセットは無かったと思われる。

入場後に判明する座席はセンター12列のゆかちゃんサイド。横アリ追加公演すべてでセンター10番台のゆかちゃんサイドだ。席運どうなってんのこれ。

 

会場に入ると座席にはペンライトのようなものが用意されている。後から調べたが、このペンライトはFreFlow(通称フリフラ)と言って他のライブでは使用実績があるものらしい。今回はフリフラにこの日限定の特製のカバーが付いた、Perfume×docomoスペシャルバージョンだ。
このフリフラをどのタイミングで使うかは明記されていなかったが、docomoの文字があるのでカウントダウンで使用するものだろう。フリフラ本体は回収だが、特製のカバーは持って帰れるとのことだ。

持ってきてと言われていたスマホについては、演出に使用する際に備え付けのWi-Fiに繋げるよう設定が必要とのこと。

これら一連のイレギュラーな物品や手順等については、全て座席に置かれたこの日限定のフライヤーに記載されていた。

 

会場ではBGM代わりに紅白歌合戦が放映され、合間にこれまでの公演同様、Perfume出演のCMが流される。私のオタクの中の1ピースである『ラブライブ!サンシャイン!!』のAqoursも観れてご満悦。

などと思っていたらAqours終了を待ったかのように9nineの"SHINING☆STAR"が爆音で流れ始めた。出島ステージには黒のドレスに身を包んだあ〜ちゃんの妹・ちゃあぽんの姿。

なんと紅白中継の盛り上げ役として登場し、我々観客に紅白中継について注意事項や段取りを説明してくれた。気付けばPerfume出演まで約30分くらいのタイミングだったと思う。

 

我々の使命はとにかく『声を送る』こと。

Perfume前のキンプリの出番が終わると同時に会場が暗転するので、演目が始まるまで声援を送り続けて欲しいと。

更に『今からそのリハーサルを行います!』という声に会場の盛り上がりは早くも最高潮。メインステージをに目をやると、既にスタンバイに入るPerfumeの姿があった。リハーサルについては、SNSへネタバレをしないようにとちゃあぽんから注意がある。信頼関係凄いな。

 

すぐに暗転する会場。アミッドスクリーンに流れ始めたのはこのツアーのオープニングを短縮した映像。

めちゃくちゃかっこいい『Future』は健在。そのままFuture Popが始まった。歓声が物凄い。

 

これから行われようとしていることは紅白歌合戦の生中継、そしてここにいる12000人は全てP.T.A.会員だ。

 

『3人のために、紅白を絶対成功させてやる。』

 

会場に居る全員の想いはただこのひとつだったと感じた。この想いが想像も出来ないファンのレベルを引き出した。

いつもは拍手が起きない『Light wave…』から手拍子が起こり、何も言わずともファンが完全にテレビ仕様に。私が参加した8月のSONGS観覧を思い出したりしてた。

爆音の楽曲をかき消す歓声。サビに差し掛かる。その場の全ての人間の手が上がり、Perfumeを指す。Perfumeが一番だ。その想いが一つ一つの手に詰まっていた。

 

Future Popが終わった。静寂が入る間もなく、聞こえてきたのはこのツアーで何度も聴いた、あの静かなイントロ。同時にあちこちから悲鳴が上がる。泣いた。というか今これを書きながら泣いている。

 

紅白歌合戦エレクトロ・ワールドを披露するなど誰が想像しただろうか。
Perfumeが解散寸前まで追い込まれていた頃のブレイク前の曲、12年も前の曲が日本一の晴れ舞台で歌われるのだ。歌い出しを見守る。サビで観客の想いが爆発する。フロアを揺らす。

 

間奏のコールへ入る。本当に爆発音だ。これはリハーサルということを忘れてはいないか。ただPerfumeのために、Perfumeの紅白を絶対に成功させるために200%の観客の声が横浜アリーナを埋め尽くした。文に書き起こしながら涙が止まらない。

 

リハーサルが終わった。あ〜ちゃんかしゆかも涙を流していた。

『凄いよ…』

我々の使命、というよりももはやサプライズは完全に成功した。ライブ1本終わった気分だ。

3人の不安が少しでも吹き飛ばせたとしたら本望だった。

『本番もよろしく』と言葉を残し3人はステージ裏へ消えていった。

 

再びセンターステージのちゃあぽんへマイクが移る。本番前には中継でトークがあることと、今やった事はSNSに書き込まないことが再度忠告された(守った)。

 

Perfumeの出番までは、再び紅白歌合戦が放映される。前半戦のラスト、CM、そして後半戦がスタート。DA PUMPのU.S.A.ではコール、いきものがかりのじょいふるではタオルを振り回す。いつもの開場中のBGM代わりで、普通に盛り上がってて草生えた。

 

ふと花道の横に目をやるとPerfumeの姿が。と同時に再びちゃあぽんが出島に上がる。ちゃあぽんの紹介でPerfumeも出島へ向かった。

中継が始まるまでのオフレコトークでは、ちゃあぽんがこの役に決まったのは本当に前日で、本来はお客さんとして観るはずだったことが明かされる。

また『なんでそれのっちに読ませる?』というくらいカタカナの多い文の読み練習を行うなど、いつものPerfumeの姿があった。

 

あっという間に時間は過ぎ、中継が繋がる。噛んだのはのっち…ではなくまさかのゆかちゃん。会場に笑いをもたらした。

トークの中継が終わり、花道を歩いてメインステージへ向かう3人に声援を送る。3人は本当に集中している様子で我々の声は届いてなかったかもしれない。それでも無数の応援が続いていた。

また私の座席のセンター12列は真後ろが通路で、ちゃあぽんが目の前を通って帰って行った。美しかった。

 

再び中継が始まるまで、BGMが無い中、手拍子が鳴り響く。一度ズレるタイミングもあったのだが、中継開始前にはぴったり揃った。12000人の手拍子がBGM無しで揃うなんて。

そしてその時は迫っていた。

 

会場が暗転した瞬間、大歓声が横浜アリーナを突き破る。本番が始まった。テレビに映し出されるのはPerfumeであり、どうしても観客の熱気は届かないだろう。しかし我々はひたすらにPerfumeへ声援を送ることが使命だ。

エレクトロ・ワールドのイントロでは先程の悲鳴とは違った大きな歓声が響いた。この数分に12000人がすべてを捧げた。もう楽しすぎるし声は凄いし。私が9年前にここ横浜アリーナPerfumeと出会って以来経験したことのない、Perfumeと私の、私たちとの4分弱だった。

 

本番が終わった。あ〜ちゃんは呆然と泣きながら立ち尽くしている。のっちも『10秒ボーッとしていい?』。

早速本番の映像が確認出来るということで、全員で中継された模様を見る。

エレクトロ・ワールドの演出にびっくり。生で見ている側はあんなふう(CG合成)になっていることをこの時まで知らなかった。2015年のPick Me Upを彷彿とさせながら、大きく進化したパフォーマンスだった。

 

余談だが、この映像チェックの際、一度収録された映像をスピーカーから流しているので、少し音質が悪くなっていたのだろう。エレワの歌声が少し高く聴こえてきたのが、以前までのライブを彷彿とさせた。

今ではライブでもCDの音源と変わらないように聴こえるようになったが、昔はライブだと声が高く聞こえる印象が強かったので、個人的に懐かしいと思う瞬間だった。

 

映像が終わり拍手が起こった時にはもうPerfumeの姿は無かった。紅白の放映も終わり、いつもの開場BGMが鳴り始める。もうライブ2つ終わった気分だ。

 

この空き時間でお手洗いを済ませてライブに備える。

 

22:15、iPhoneを会場のWi-Fiに繋ぎ完全待機。拍手がどんどん大きくなる。影アナが入りBGMの音量が上がる。いよいよ開演だ。

 


 

ライブのスタートはここまでのツアー内容と変わらない。2004年からのリリース・ライブを書き記した映像がPerfumeの加工された声と共に流れ、2018、そして『Future』へ。何度見てもカッコイイ。

Start-Up、Future Popと続く。やはりファンクラブ限定とあって声の出と手の上がり方が違う。

エレクトロ・ワールドでも声の揃い方、振り付けの真似の量が違う。これだ。この気持ち悪すぎる空間が私は大好きでたまらない。

If you wannaが終わるとThree WalksからFUSIONへ。ここでこれまでのツアーにあった超来輪が省かれたことに気付く。このツアーで超来輪が大好きになったオタクからしたら残念という気持ちもあるが、この後どんな曲が待っているのだろうという期待の方が大きい。Tiny Babyの🙌の振り付けはイマイチどこでやればいいのか分からないので、Yeh Yeh言ってるところは全部やろうと思う。Let Me Knowも披露された。

 

MCへ。

紅白の話に続いて『エレクトロ・ワールドのoi! oi!が怒号だった』と語るゆかちゃん。グループ分けは『としこし』。3人のテンションも明らかに壊れていたが、時間が限られているため話を急に切り上げて次の曲へ。

『このままいきましょう!Butterfly!』から小鳥のさえずりが特徴的なイントロへ。曲の始まりから『ジャンプ!ジャンプ!』と煽り、Butterflyでのジャンプが公式化。フェスで化けそうなので是非やって頂きたい。

2番のサビの途中で3人はステージ下へ消えるのだが、本当に一瞬なので多分後ろから見てる人は消えるのが分からないと思うし、実際私も横アリ初日は3人が消えたことに気付かなかった。

 

映像もこれまでと変わらず、楽曲終盤で止まる日付も2011.11.02。

 

いや、3人が出てこない。いつもなら曲終わりと同時にメインステージからリフターで上がってくる。しかしその姿が無い。これまでのツアーと異なる楽曲が来ることを確信した瞬間、流れてきたイントロはオルゴール。マネキンの格好をした3人が別々のリフターからステージに現れる。

微かなカオリが、2015年のLIVE 3:5:6:9 day8以来の披露。P.T.A.限定ならではの選曲にあちこちから悲鳴が上がる。レーザービームと両A面曲のため、印象が薄れてしまった、と本人達が語る公認の不遇曲だ。この曲にはファンも多く、普段セットリストにはまず入らないこともあり、まさに特別な選曲だ。

 

この曲の最大のポイントは大サビ前の間奏で3人がキスを出し合い、それを回収し合うところ。

私は2012年のJPN、2015年の武道館と全く同じ光景を見てきた。2018年の最後に、またこの光景を見れるとは思ってもいなかった。

3人を取り巻く環境も、目標も、技術も、魅せ方も変わってきた。それでも3年前、6年前と変わらぬ演出、そして本当に楽しそうな3人の姿を見て『ああ、この人たちは何も変わっていない』と思うと、涙が止まらなかった。Perfumeは変わっていない。そしてこれからも変わることはないのだろうと心の底から思った。

 

微かなカオリの余韻を残したままSEVENTH HEAVENへ。追加公演から変更されたこの曲は、もしかしたらカウンドダウンライブのために選ばれた曲だったのかもしれない。

 

縦ノリで揺れ、幸せに満ち溢れた会場。そこへぶち込まれたのはポリリズム。誰もが見慣れた立ち位置と、誰もが聴き親しんだイントロ。久しぶりのワンマンライブでの披露に会場は大いに沸いた。

というかイントロで永遠に叫び続けていたのは私だ。このライブで一番嬉しい選曲だったかもしれない。ポリジャンプで自分が飛びすぎてPerfumeをよく見ていなかったことだけ後悔。大サビで花道を歩いていくパフォーマンスもLEVEL3を彷彿とさせた。

 

『2018年最後の楽曲はポリリズムでした』というMCからいよいよ年越しの準備へ。

ここで座席に置かれていたフリフラの出番。メンバーが腕に付けたデパイスがメンバー自身の動きに反応し、あ〜ちゃんの動きは赤、かしゆかは青、のっちは緑でそれぞれ観客の持つライトが点くというもの。更にその3色がそれぞれに混ざって違う色をつくることも出来る。渋谷とも中継が繋がり、ハングルライトを持った人が我々のペンライトと同じように、Perfumeに反応して光る。この"3人の動き"からデバイスを光らせるまでの伝達に、docomo 5Gが使われているそうだ。

 

実際にやってみると単純に楽しい。遅延なく会場全体へ動きが光に変換されて伝わるため、会場全景が映された時になかなか綺麗。これを使ってカウントダウンが行われる。

 

『喋り急いだけど、割と時間あるね』など、YouTubeの中継が繋がってもいつも通りのMCを続け、30歳になって変わったことをかしゆかとのっちにあ〜ちゃんがインタビュー。のっちは『色々な面で恥ずかしいと思わなくなった』と話したところで、CE名古屋ヒール飛ばしを再び弄られる(その件についてはまだ恥ずかしいとのこと)。そんな話をカウントダウン2分前まで続ける3人。平常運転すぎる。

 

『2018年、やり残したことは無い?』

『みんなで飛ぶよ!』

3、2、1…

Perfumeと一緒に2019年の幕開けをカウントダウン。

 

年越しと同時に金・銀テープが会場を舞う。

 

Perfumeと一緒に年を越した。

 

『2019は3人とも30歳!大きな扉、開けてくぜ!!!』

 

『青春謳歌!!!!!』

 

天空のイントロが入った。赤い衣装を脱ぎ捨て純白の衣装へ早替え。2019年、Perfumeが最初に選んだ曲は天空だ。

 

 光を突き破れ 永遠の時を求め

 完全なんて無いって 分からずにいた頃に

 

席の場所によってフリフラが違う光り方をしているのが気になった。事前把握なのか、その場で制御しているのか。

 

FAKE IT!!』

そんなことを考える間もなくライブは次へ進む。行き場を無くしたフリフラをそっと座席へ置き、下に落ちた銀テープをもったいないと思いつつ踏みしめながらジャンプをかます。この日のパフォーマンスは出島ではなくメインステージへ戻った。

 

のっちの曲フリから始まった、この日も最高のParty Makerを終えると、スクリーンには2008.02.14の日付。P.T.A.発足の日付だ。会場の座席図が表示され、年月を重ねるに連れて座席が点々と塗りつぶされていく。

これは会員に事前アンケートをおこない、入会年をその日の着席座席に反映させて表示させる企画だった。全ての座席が埋め尽くされて12000の数字が表示されると、『スペシャP.T.A.のコーナー』なるものが始まった。

 

ここで充電MAXスマホの出番。

内容としてはPerfumeが観客へ向けて質問し、それに対して赤・青・黄の3択をスマホから回答し、その回答がLED画面の座席表に表され、最終的には円グラフの%で得票率が分かるというもの。

 

この機能をどのように活用するかというと、いつもと変わらない。男子・女子・そうでない人。これは男子が多かった(%は忘れた)。

のっちが『Tシャツ…』と言っただけてせっかちに座席表と円グラフが動き出す。

『(選択肢)変えちゃう!赤がPerfumeTシャツ、青がファンクラブTシャツ、黄がなにもしてない』

意外といる黄色に対して『なにかしてきなさいよ!』とお叱り。

医者、社長、弁護士など最近の流行りのアンケートを行なったあとに、3人がリアルタイムで書くメッセージがそのまま会場全員のスマホに映し出される演出も。

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逆に我々からPerfumeの持つ端末へリアルタイムでメッセージが送れるという企画も行われた。

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これを以てスペシャP.T.A.のコーナーは終了。P.T.A.のコーナーと言っておきながら、体を動かしたりすることはせず、このアンケート機能を使う時間だった。

 

『みなさんのメッセージが集められていきます。繋がっていきます。』

 

スクリーンには今我々が書いた沢山のメッセージが集められていく。

 

『せーのっ……』

 

手が揃った。2月のFC幕張で披露した時よりも間違いなく揃った。

 

 手のひらが世界中 繋がるウィンドウ

 指先に掴むのはどの未来?

 

MY COLORがこの企画の締め括りとしてセットリストに入った。この曲の意味を最大限に引き出した抜擢にただただ納得していた。

 

アウトロで再び出島へ向かう3人。

 

『行くよ!チョコレイト・ディスコ!!』

 

本編ラストはこの曲。完全にFC幕張初日だ。

ファンクラブ会員限定のチョコレイト・ディスコほど声が大きく温かいものは無い。ここまで、エレクトロ・ワールド、チョコレイト・ディスコポリリズムSEVENTH HEAVEN、MY COLORと、懐かしいかつての精鋭曲が揃っている。間違いなく神ライブ。少し昔から応援していた私の集大成を、ディスコの声に乗せてPerfumeへ精一杯届けた。P.T.A.の最高のディスコが横浜アリーナに響いた。

 

3人はステージを後にする。しかし終わりの挨拶は無い。このツアー初めてのアンコールがあることを誰もが確信。

 

程なくして登場したPerfumeの姿に私は興奮した。

衣装ではなく、追加Tと黒のロングスカートの格好。PerfumeがTシャツを着てステージ上に上がるのはいつぶりのことだろう。これもファンクラブ限定ならではだ。

 

『久しぶりのアンコールです』

『まだやりたい曲もありますし…』

『しばらくやっていなかった曲をやります』

 

まさか。

いやしかしこのタイミングでやる曲はもうあれしかない。あれしかないはず。他にはない。やってくれ。頼む。

 

心のスポーツ

 

連番したフォロワーと抱き合った。もう嬉しすぎた。ただただ嬉しかった。ここまで大満足の内容だった故、アンコールでの心のスポーツはここまでPerfumeのファンでいたことへのご褒美でしかなかった。念願がまたひとつ叶った。ありがとうPerfume。最高だよ。

 

『未来は明るい』の言葉から無限未来で締め。

これまでよりも長いカーテンコールと共に、カウントダウンライブは終演を迎えた。

 

晦日にFuture Popで始まり、元旦に無限未来で締める。2018年のPerfumeをそのまま映したセットリストで、最高のライブは終了した。

 

やはりP.T.A.限定ライブというものは他のライブと全く異なる幸せがある。

盛り上がりも、愛も、覚悟も違う。

全員がPerfumeへの幸せを願って声を出し続ける。身体を動かし続ける。それがあまりにも幸せ過ぎるし、満たされる。

だから激しさの中にも間違いなく温かさがある。それがこの満足感を産んでいるのだろうと私は思う。

 

2月のFC幕張は最高だった。しかしこのカウントダウンライブは間違いなくそれに匹敵する盛り上がりだった。本当に楽しかった。

 

平成最後の年越しはPerfumeと一緒に過ごし、Perfume紅白歌合戦に出演した。このことを誇りに、一生の宝物に、一生の思い出にして、またPerfumeのファンを続けていきたいと強く思う。ありがとうPerfume

 


 

2018.12.31 at 横浜アリーナ
Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」
P.T.A.限定カウントダウンライブ セットリスト

《Opening》
01. Start-Up
02. Future Pop
03. エレクトロ・ワールド
04. If you wanna
05. FUSION
06. Tiny Baby
07. Let Me Know
《MC》
08. Butterfly
09. 微かなカオリ
10. SEVENTH HEAVEN
11. ポリリズム
docomo × Perfume FUTURE EXPERIMENT VOL.04 その瞬間を共有せよ。》
12. 天空
13. FAKE IT
14. Party Maker
スペシャP.T.A.のコーナー》
15. MY COLOR
16. チョコレイト・ディスコ (2012-Mix)
ENCORE
17. 心のスポーツ
《MC》
18. 無限未来

開場18:30・開演22:30・終演1:17頃

 

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参考・追加公演発表から当日までのログ(2023.10.17・新規追加項目)

 

※2018年のカウントダウンライブは、"Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」" の横浜アリーナ追加公演12/28,29,31の3公演のうち、最終日をP.T.A.限定カウントダウンライブとして、9/22のツアー2公演目・長野ビッグハット公演2日目終演後に発表された。発表時は開場・開演時間共に未定とされている。

抽選も通常の追加公演とカウントダウンライブでは日程をずらし、カウントダウンライブは通常の追加公演より後の日程で分けて実施された(証跡あり)。詳細な記録が手元に残っていないものの、P.T.A.非公式Twitterアカウントでは、10/18,10/29にそれぞれ先行抽選の情報が開示されており、10/29の発表がカウントダウンの先行抽選に当たるものと考えられる。先行抽選結果発表時には開場21:00・開演22:30として案内されている。

11/14には11年連続11回目の紅白出場が決定。12/21に曲目「Future Pop 紅白SP」であること、横浜アリーナから中継することが解禁される。このニュースリリースには、中継にカウントダウンライブのチケットを持ってる方が参加出来るとの記載もあった。同日にはdocomo FUTURE-EXPERIMENTとのコラボ続編が発表され、これがカウントダウンライブの年越し・P.T.A.のコーナーにて実施されることとなる。

12/27に曲順が発表されたことで大まかな出演時刻が明らかとなり、紅白中継に参加するための詳細な日程の案内もあった(証跡が無いが、当日20:00までに場内へ入場されなければ中継には参加出来ないということ、16:00から事前本人確認を実施することがこの日案内されたと記憶している)。2日前の12/25にはこれに先立ち、開場時刻を18:30へ大幅に繰り上げる案内がされている。

12/30には紅白事前リハーサルの取材記事が上がり、歌唱曲はFuture Pop+"あの代表曲"という記載で、ファンの間ではポリリズムチョコレイト・ディスコ辺りだろうという推測が目立っていたため、当日エレクトロ・ワールドが披露されることの衝撃は大きかった。

 

●2018.09.22
Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」 追加公演決定 [1]

●2018.10.29
追加公演先行受付(抽選)のご案内 [2]

●2018.11.14
・第69回紅白歌合戦出場決定 [3]
・追加公演先行受付(抽選)結果発表日 [4]

●2018.11.28
追加公演2次先行受付(抽選)のご案内 [5]

●2018.12.13
追加公演立見チケット受付(抽選)のご案内 [6]

●2018.12.21
・紅白歌唱楽曲&中継出演決定「Future Pop 紅白SP」 [7]
"※12/31(月)横浜アリーナ公演にご来場予定の皆さまには、ライブ会場からの中継を一緒に盛り上げていただきたい" の記載
docomo×Perfume 「FUTURE-EXPERIMENT VOL.04 その瞬間を共有せよ。」実施決定 [8]

●2018.12.25
開場時間変更のお知らせ [9]

●2018.12.27
・紅白曲順発表
・開場時間変更&「第69回NHK紅白歌合戦」の中継についてのお知らせ [11]

●2018.12.30
リハーサル取材記事で、"Perfumeは「Future Pop」と、あの代表曲をメドレーで披露" との記載。 [12]

 

参考・ライブレポート記事

・日経 X TECH「docomo×Perfumeの5Gライブに潜入、その瞬間を共有した」

xtech.nikkei.com

 

・日経 X TECH「Perfumeファン1万2000人のスマホWi-Fi同時接続できたか?」

xtech.nikkei.com

 

・音楽ナタリー「Perfumeカウントダウンライブで横浜アリーナと渋谷駅前がリアルタイムにシンクロ」

natalie.mu

【”掟”の核心】”CODE OF PERFUME” ライブレポート・考察

Perfume LIVE 2023 "CODE OF PERFUME"

 

突如発表されたロンドン単独公演。開催は2か月後に迫っていた。

 

2014年以来約9年ぶりのロンドンで、ワールドツアーでもなく、1公演のみ開催のプレミアムライブ。

公演タイトルの和訳はPerfumeの掟」

この表題を受け取った時、「この公演はPerfumeの活動上ターニングポイントになる」と即座に思った。どんな形の公演になるか簡単には想像できないが、”掟”を冠し、前述したとおり特別な背景で開催される公演である。

このライブは2023年のPerfumeが活動を歩んでいく上で、指針となるだろう。

 

などと考えながら、今年もPerfumeを追い掛ける気満々のオタクは、朝4時に映画館へと向かった。

 


 

暗転し大歓声に包まれたO2 Shepherd's Bush Empire

冒頭、”Perfume 7th Tour 2018 "FUTURE POP"”のOPを彷彿とさせるような、これまでに開催したワンマンライブタイトルをLEDの地球儀上に次々と映し出されていく演出。そこにはロンドンで最後にライブを行なった2014年以降のライブが流れていた。2020年2月26日の文字も刻まれていたのがズルいなと思ったり。

しかし、このカウントは2020年の”Perfume Imaginary Museum “Time Warp””で終わり、次に出されるのは今回2023年の”CODE OF PERFUME”である。
そう、このプレイバックに2021~2022年のライブは含まれていないのだ。”[polygon wave]”も”PLASMA”もないことになっているようだった。

 

コロナ禍では日本でライブが出来なくなっただけではない。海外ファンからすればPerfumeのライブに行くことが出来なくなっていた。とすれば、Perfumeが海外ファンと最後に”繋がれた”のは、オンラインライブ”Time Warp”だったと汲み取ることができる。

 

そんなことを考えていたら、フォーメーションに着くメンバーの3Dモデルが投影された。見慣れたポージングだ。久々の海外公演の1曲目にこれを持ってくるか!とニヤニヤしてしまった。

1曲目は「FLASH」。9年前はこの世に存在しなかった楽曲だ。Perfumeが新たな形を模索し始めた時期にリリース、EDMがJ-POPへ完璧に落とし込まれている。大ヒットでPerfumeの代表曲に昇り詰めた楽曲だ。

この曲がリリースされてからもうだいぶ年月が経ったように感じるが、ヨーロッパのファンはもっと長い間Perfumeを待っていたんだな、と思ったり。

今回披露された「FLASH」は、LEDも照明も衣装もシンプルに”白”系統しか使われていない。”勝負の白”を徹底したパフォーマンスにチームPerfumeの覚悟を見せつけられる。
Perfumeはこの曲に並々ならぬ思いを賭けて挑んでいることが映画館のスクリーンから痛いほど伝わってきた。映像の疑似照明と実際の照明とのリンク、それらをバックに次々とキメていくPerfumeの姿は美しい。振付に合わせて動く照明は、もはやPerfumeが操っているようにしか見えない。
個人的に”FUTURE POPツアー”の「FLASH」が演出・衣装含め大好きで、この時もシンプルな白系照明・白衣装だったと記憶している。
今回の「FLASH」はそれよりも圧倒的にパワーアップしており、なんだかロンドンのファンが羨ましかった。

 

間髪入れず「エレクトロ・ワールド」が続く。路上アイドルから這い上がってきたPerfumeと共に一心同体となって歩み続けている楽曲だ。「この道を走り進み進み進み続けた」という歌詞はPerfumeそのものをリアルタイムで物語っている。

 

レーザービーム」は安定のAlbum-mix。会場を盛り上げるための照明でなく、メンバーのフィジカルを重視した照明は、”ストレイト”と身体の端まで伸ばしきるこの曲の振付によく映える。
”レーザービームだがらレーザー飛ばしておけば良いっしょ”みたいな安直なライティングではないのがMIKIKO先生らしくて良い。

 

ダンス・フィジカル重視の照明使いは2018年の”FUTURE POPツアー”から力を入れ始めたと記憶している。当初は手探り感もあったが、”Reframe 2019”を経て”[polygon wave]”で完成を迎えたと感じている。今回も「レーザービーム」に加え前述の「FLASH」などもそうだが、この演出は今や当たり前に組み込まれており、”Perfumeそのもの”を魅せ尽くせる最強の武器に成長した。
それを海外にしっかり持ち出せていることもチームの凄みを感じる。

 

聞きなれないイントロ・・・と思いきや非常によく知った曲のイントロが流れてきた。中田ヤスタカ曰く「ポリリズム Pro Max」。
ポリリズム」なんて16年も前の曲になるが、ここにきて新たなバージョンが制作されるという大事件。イントロ以外にもちょくちょくアレンジが加えられており、音源化が待ち望まれる。

 

と、ここまで”Perfumeといえば”の4曲を惜しげもなく繰り出した。久々のロンドン公演に、まさしく名刺を差し出したようだった。

久々の海外公演だが、ここまでどの曲でも3人が終始会場全体を見渡しながら踊っているのが印象的だった。緊張はしているのかもしれないが、それ以上に楽しそうで楽しそうで、見ている方が幸せだった。

衣装は”Reframe 2019”のラストに着用していたものだが、この衣装でこれら4曲を歌唱したことは一度もないのがミソで、新鮮な印象だった。そういったこともあり、既成衣装ということに気付かなかった人もいるんじゃないだろうか。

 


 

短めのMCを挟み、「∞ループ」「Spinning World」「アンドロイド&」と続く。ここは2022年の”PLASMA”ツアーのセットリストを、映像や演出含めてそのまま輸出した形になる。

更に”Reframe 2019”から「FUSION」「edge」も当時と変わらない形で披露。
着席鑑賞公演向けに作られた演出で、通常のライブでこの”Reframe”向けの演出をそのままの形でパフォーマンスするのは、これが初めてのことと思える(Reframe→FUTURE POPでは明確なバージョンアップが施されていたため、初めてのことと表現した)。

”Reframe”の演出がライブを盛り上げることが出来る。これを証明できたことは今後のライブ演出の幅を広げることに繋がると思うし、もっと早い時期にこれをやりたかったのかな、とも思った。

 

そのまま「Visualization」の冒頭から「Atmospheric Entry(Perfumeの掟 2016)」へ続き、ここでタイトル回収。7年ぶりの披露に沸いた。のっちのキレよ。衣装は「ポリゴンウェイヴ」だった。

 

そのまま「ポリゴンウェイヴ」「無限未来」と続く。ここは”Perfume LIVE 2021 [polygon wave]”の輸出だ。これでワールドツアーを実施した”FUTURE POPツアー”を除き、2014年以降の主要ライブをハイライトで振り返ったことになる。

 

ここでこの日が誕生日、新曲「ラヴ・クラウド」が音源共に初披露された。かなりクラブに寄せた曲で、TikTokを意識したような振付も印象的。もしかしてPerfume、売れようとしてる?売れてくれ。

この振付を一番可愛く一番エモく踊れるのはこの3人だからだな、と思ったりしていた。幸せが詰まった振付、すこ。
衣装も”Perfume LIVE 2021 [polygon wave]”の鏡衣装が振付とカラフルな演出に良く似合っていた。

 


 

コール&レスポンスを挟み、「FAKE IT」そして「チョコレイト・ディスコ (2012-Mix)」と続いた。「チョコレイト・ディスコ」を鏡衣装でパフォーマンスするのはズルすぎるし眩しすぎる。なによりこの曲にも背景映像がしっかり作られていたことが嬉しかった。この映像がカッコ良さを引き出し、引き締まった印象を与えている。盛り上がるし可愛いし楽しいしカッコいい。この衣装での「チョコレイト・ディスコ」は日本でもやって欲しいな。

 

最後の楽曲は「MY COLOR」。これまでのワールドツアーでも歌われ、”WORLD TOUR 3rd”では海外のファンとPerfumeが文字通り一つになる、感動的なシーンが記憶に根強い(この模様は映画”WE ARE Perfume”にもフル尺で取り上げられている)。
あ~ちゃんが「(振付)覚えてるの…?」と感極まっていたが、覚えているに決まってるじゃないか、9年待っていた方たちだそ、と声を大にして言いたかった。でも9年も行けなかった本人たちからしてみれば、待たせすぎてしまったという不安もあったのかもしれない。

「手のひらが世界中 繋がるウィンドウ」という歌詞は、Perfumeが世界へ発信するメッセージと解釈していた。しかしライブビューイングが実施された今回、”ロンドンにいるPerfumeから日本のファンへ向けたメッセージ”とも受け取れることがズルい。

 

「それでは、Perfumeでした!」

 

ここ数年封印されていた挨拶を残し、熱狂冷めやらぬステージをPerfumeは後にした。

 


 

Perfumeにとって挑戦。

私はそう印象を抱いていた海外公演だったが、この公演を通して強く感じたことはPerfumeがロンドンに帰ってきた”ということだった。
9年ぶりのステージをまるでホームかのように、「私たち、こんなに成長したんだ」と言わんばかりの清々しさと自信をステージから放ち続けるパフォーマンスは、まさしく最強のPerfumeだった。Perfumeはいつでも憧れの存在だと改めて感じた。

 

この公演はセットリストや演出など既存のものもあったが、焼き直しなどとは1mmも感じさせないし、そうではない。9年間日本で積み上げた見せられなかったもの、見せたかったもの、それらを詰め込んでヨーロッパの方たちに見てもらうというのが、大きなテーマだった。

 

そしてもう一つ、この”CODE OF PERFUME”の目的は、2023年のPerfumeの活動指針を明確にすることであると思う。これまでもPerfumeはキャリアの中でターニングポイントとなるイベントを実施してきたが、この公演もその一つであるだろう。

 

今年大阪城ホールで開催された”REQUESTAGE 2023”、スペインでのフェス”Primavera Sound 2023”共にセットリストは代表曲やヒット曲、ライブ定番曲を中心とした構成となっていた。映像演出も”P Cubed”や”[polygon wave]”までに見られたフィジカル重視のものを再度採用している。”Reframe”の演出がライブにそのまま用いられることも特筆すべきことだ。

個人的にはアナログが目立つ”PLASMA”を経た中で「はて、なぜここにきてこの構成を?」と思っていた。

 

これは本来2020年の集大成プランだったものではないだろうかと思う。

 

”Reframe”は「Perfumeが今までつくり上げてきたパフォーマンスを、演出振付家MIKIKOとクリエイティブ集団・ライゾマティクスが最先端の演出アイデアと技術で再構築し、Perfume の今をストーリーとして見せるコンセプトライブ」と定義されている。

2018年当時のPerfumeが”Reframe”という手段を選んだ目的には、来る2020年のアニバーサリーイヤーに向けて、Perfumeの軌跡を振り返り“再構築”することで、現在のPerfumeを見つめ直し、更に未来の可能性を広げていくというテーマがあったと私は考えている。
これを実現するためにこれまで実施した様々なトライのうち、テクノロジーをクローズアップしさらに大胆に活用することで、メンバーのパフォーマンスに没頭する工
夫が”Reframe”では突き詰められていた。

 

”Reframe”はどうしてもショー形式という印象が強い。しかし”CODE OF PERFUME”では、”Reframe”を敢えて通常のライブに採用することで、逆説的に「私たちにとって一番大切な場所はライブ」という”掟”を改めて明示した。

”CODE OF PERFUME”。このタイトルに隠された公演の目的は、”Reframe”をライブという場で更に再構築し、Perfumeの軸は何か、大切なものは何かを表現する、これまでで最も”Perfumeの掟”の核心に迫ったライブだったのではないだろうか。

奇しくも「アンドロイド&」から「edge」までの衣装は、”Reframe”の色替え衣装だった。

 

2020年以降このプランは一度置かれていた。”[polygon wave]”ではコロナ禍を経た再起動・テクノロジーの集大成を魅せ、”PLASMA”はコロナ禍で気付いたファンとの関係性や距離感を大切にする姿勢へシフトした。
ここまでコロナと向き合ったのは間違いなく2020年2月26日があったからだし、 その現実を真摯に演出に盛り込み、一変した世界までもPerfumeの歴史に包み込んだ。
そしてコロナが明け、”[polygon wave]”、”PLASMA”の歩みを当初の集大成プランに盛り込んだことで、更にパワーアップした形で2020年以降のプランを歩み直し始めた。

Perfume、今年は最強かもしれない。

新曲からも中田ヤスタカの意気込みを感じるし、TV Bros.でも本当に気合が入っていそうな印象だ。

 

2023年のPerfumeは、これまでで最も”Perfumeらしさ”を前面に出した1年を歩むのでないだろうか。毎年毎年、Perfumeには想像もできないような期待を沢山してしまう。期待していいですか?

 

 

2022.11.06

※この記事には、Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"のネタバレを含みます。

 

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2020.02.01 & 02 at 京セラドーム大阪

2020.02.08 at 福岡ヤフオクドーム

2020.02.15 & 16 at ナゴヤドーム

2020.02.25 (& 26) at 東京ドーム


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Perfume 8th Tour 2020 "P Cubed" in Dome


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初のベストアルバムを引っ提げて、

結成20周年・メジャーデビュー15周年を祝した、

約6年振りの東京ドーム公演を含む、

Perfume初の四大ドームツアー。


私はこのツアーで初めて、

Perfumeのツアー全公演のチケットを手にし、

Perfumeと一緒に全国を回ろうと覚悟を決めたツアーでした。


20年目を迎えた3人の奇跡を一緒にお祝いしていました。

どの日も忘れられない思い出が詰まっているし、

どの日も座席からの光景を一つ一つ覚えています。


大阪から始まり、

今ツアー一番の神席だった福岡、

泣きに泣いたあ〜ちゃんの誕生日の名古屋公演を経て。

 

 


迎えた東京ドーム初日。

様々な感情を抱えて挑んだこの日の東京ドーム公演は、

"伝説の日"だったと思う。


「今日は来てくれてありがとう」

あ〜ちゃんのその一言で、無事に迎えられた東京ドーム公演は、

大成功が決まっていました。

 

 


そしてこの日は、最後の日常。


2月26日、このツアーの千秋楽は叶いませんでした。


悔しくて、胸にぽっかり穴が空いた感じで、

何も考えられなくて、取り返せない後悔と無念を抱えて、

でも誰も悪くなくて、

何日も過ごしていたと思います。


今でもあの日のことを忘れられないし、

忘れたくても忘れられない。

一番大好きなものを、自分の人生そのものを追い掛けていて、

こんな感情に支配されたのは初めてでした。

 

 


千秋楽が無くなってしまった"実質全通"。

未来にあるツアーこそは最後の千秋楽まで見届けたい。


Perfumeの覚悟を一番近くで見ていたい。

人生の半分以上、彼女達のことを大好きで、

彼女達のことが常に頭にある生活が当たり前で、

今なお解れることのない彼女達への憧れを、

彼女達の力になれることなら、なんでも。


――――――――――

 

 


今日私は、初の全通を迎えます。


最後の最後まで駆け抜ける、

世界で一番カッコイイ彼女達の"全力"を、

全力で受け止めに。

 


2022年11月6日

Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"

北海道・北海きたえーる公演

ツアー千秋楽

 


Plasma

あの日から心は変わらない

キミと私との

未来以来

光の未来へ

会いたいの

一番の本物

夢見た全て

永久に今を

僕の夢に

痺れるエモーション

キミこそが光

手をかざして

新しい場所で

この道を

そう信じてる

絶対的な信頼

いつだって今が

素敵な未来で

Plasma

 

【準備編④~長野まで往復0円!?国費活用~】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する

 

このブログをざっくり言うと…

  • JR東新幹線は「JREポイント」が圧倒的お得!
  • 「マイナポイント」は何にでも換えられる万能ポイント!
  • えきねっと」は乗車直前でも!

 

全通シリーズ
・第1回→【プロローグ】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する
・第2回→【準備編①チケット】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する+α
・第3回→【準備編②~大阪まで往復+ホテルが約2万円!?(超快適)~】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する
・前回→【準備編③~三連休の広島を4万弱で!~】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する


 

Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"。気付けばツアーも残り4公演。

公演内容に関しては、広島公演で一つの完成を迎えたと思っておりまして、以降はよりその土地その時期に合わせた雰囲気がより濃く感じられるようになっています。

残すは3rd Tour "JPN"以来、約11年ぶりのさいたまスーパーアリーナ、そして千秋楽の北海きたえーる公演です。埼玉はリセールが、北海道はまだ一般販売があるので、全人類行きましょう。

 

というのを下書きに放置してたら埼玉は終わってしまいました。以下本編です。

 


 

さて、今回取り上げる目的地は長野。

長野駅北陸新幹線。このツアーでは、初めてJR東日本新幹線を活用します(深夜バスは乗りたくないので・・・)。

 

【遠征概要】
遠征日(1泊2日):10月1日(土)~2日(日)
公演日(2日間):10月1日(土)、2日(日)
会場:長野ビッグハット
旅程:神奈川県横浜市長野駅の往復
目標予算(交通費+ホテル):20,000円以下

全通三原則:

  • 学生という身分を考慮
  • 交通費・ホテル代を安くする
  • 快適性を損ねない

 


 

JREポイント」を侮るなかれ

長野までの交通手段は、主に新幹線or高速バス。東京からバスだと5時間くらいらしい。
しかし、バスに長時間乗るのが嫌いな私。今回ばかりは新幹線しか頭にありませんでした。

もちろん安く乗りたいに決まってる。ということで活用したのはえきねっと

えきねっとJR東日本のサービスで、簡単に言えばスマホから新幹線の切符買えるし、早めに買えばお得になるよーっていうやつです。「えきねっとトクだ値」では30%OFFと、割引率のかなり高い区間もありますよ。通常期はこのえきねっとトクだ値で新幹線を取るのが一番良いと思います。

そして私が利用したのは、「新幹線YEAR 2022」と題したキャンペーンの一環であるJRE POINT特典チケット 新幹線YEARスペシャルです(現在は終了)。

JR東日本新幹線の周年キャンペーンの一環!

JR東日本には、JRE POINTというポイントサービスがあります。Suicaの利用などで貯まるポイントで、日々の買い物やJR東日本路線の利用でそこそこ貯まります。そのポイントが貯まると、なんと新幹線切符に交換出来てしまうJRE POINT特典チケット」というものがあるのです。

www.eki-net.com

通常期でも東京~長野間の指定席料金8,340円を、JRE POINT特典チケット7,940ptに換えて乗車できます。

「新幹線YEARスペシャル」では、この必要pt数を半額にしてしまうとんでもないもので、東京長野間は3,900ptで乗車可能。時期的にも、長野、そして宮城公演に合わせたかのようなキャンペーン期間でした。

要するに、Suicaをめっちゃ使ってポイントが貯まれば、いつもより少ないポイント数で新幹線に無料で乗れちゃう!というものでした。

 


 

マイナポイントに感謝

そして同時期に実施されているのが、お国のマイナンバーカード普及率向上プロジェクト「マイナポイント」。カードをつくれば5,000pt、口座登録で7,500pt、保険証登録で7,500ptの、計20,000円分がポイントで支給されるキャンペーン。

このポイントをどのように使うか、数多くのサービスから自分で選択することが出来ます。

mynumbercard.point.soumu.go.jp

その対象にはしっかりと「JRE POINT」の文字が。

そう、マイナポイントをJRE POINTで交換してしまえば、Suicaでポイントを貯めることなく)JRE POINT特典チケットで新幹線に乗れてしまうのです。

私は15,000ptが振り込まれました。長野往復は余裕。

そのまま特典チケットに利用!

ということで、長野の往復(7,800pt)は全てマイナポイントで賄えたため、本当にお金を1円も使わず新幹線に乗れてしまいました。
日本政府に感謝。

 


 

乗車直前のえきねっと最強

えきねっとスマホから予約するし、発車時刻の4分前まで切符を取れるので、「新幹線全然間に合った・・・新幹線とっとけば良かった・・・」みたいなことを防ぐことが出来ます。

実際、私の宮城公演2日目はえきねっと様様でした。

 

当初の予定では、2日目公演終了後は深夜バスで帰るはずでした。しかし、行きに新幹線を利用(これもJRE POINT特典チケット使って無料で乗車)したことで、”絶対にバスに乗りたくない”という欲求が強くなっていました。バス嫌だ。

そこで時間とルートを熟考した結果、公演終了後即シャトルバス(道路混雑予測不可)+利府駅発の東北本線に乗ることが出来れば、帰れる最後の新幹線に仙台駅の乗換時間10分で間に合うことが判明。

しかし、利府駅の電車に間に合わなかったら新幹線には乗れません。

電車に間に合うかわからない=新幹線に間に合わない、仮に間に合ったとして、乗り換え時間的に窓口で新幹線の切符を買ってる余裕はない。

 

・・・えきねっとなら、新幹線に間に合うことが確定した時点(この場合は東北本線に乗れたとき)で新幹線の切符を取ればよいのです。

 

当日これを決行し、無事利府駅に間に合ったことが確定した時点で、「はやぶさ48号」の切符を東北本線車内で確保。仙台駅10分乗り換えも成功させ、無事その日のうちに新幹線で帰ることが出来たのでした。

 

えきねっとステマみたいになりましたが、駅の窓口に出来てる大行列を見ると、「いや、スマホで切符取れるんだが?」という優越感が半端ないのでおすすめです。本当に便利。

 


 

ということで、えきねっとやそのサービス、マイナポイントをフル活用する話でした。

次回は福岡か札幌の話します。どちらも飛行機必須ですが、そのチケットの取り方は全く別のものになっていました。

 

ツアーは札幌を残すのみ。埼玉が本当に素晴らしい公演だったので、本人たちも言っている通りウイニングラン公演になるでしょう。楽しみです。

【利府革命】Perfume "PLASMA"宮城初日 考察・ライブレポ

※この記事は「Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"」のネタバレを一部含みます。
これを読んだ所で、実際のライブ体験に勝るものはありませんが・・・(ツアー中のあ~ちゃんのMCより引用)

 


 

2022年10月7日
セキスイハイムスーパーアリーナ

Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA" 宮城公演1日目。
想定観客収容率は32%。
大声あり公演。

 

"日常"が止まってしまった2020年2月26日。

”アーティスト・Perfume”として最高の意思を表明した2021年8月14日。

 

そして、時代が切り開かれようとしている、2022年10月7日。
ライブを最初に止められてしまったPerfumeが、”紅白歌合戦に14年連続出場中の国民的アーティスト”として、声出しあり公演を実施することに大きな意味があった。

宮城公演初日が「声出し公演」と決まったのはライブの2日前。その瞬間からライブ当日まで、私は何を考えても上の空だった。

また一歩、本来の魅力が詰まった”Perfume WORLD”が戻ってくる。そのことで頭が一杯だった。

Twitterのフォロワーも、「大声あり公演」と決まった後にチケットを取った人達が、数えられるだけでも10人以上いた(狂っている)。私を含め、既に”PLASMA”ツアーに何度も足を運んでいる人達ばかりだ(狂っている)。
この公演直前のワクワク感は、他の公演には無かった感情だし、絶対にこのライブを成功させてやる、と強い覚悟をもって参戦した。

 

収容率32%という数字は決して喜べるものではないが、座席間隔が広い=割と好き放題できることや、何度も言うが久々の声出し公演である。逆境を利用しようというPerfumeの姿勢に、2010年東京ドーム公演のNHKドキュメンタリー番組でのかしゆかの言葉が頭をよぎった。

 

ファンとして色々な意味で試される公演になるのだろうと、ポジティブに気合いを入れていたが、ライブが始まってみると、Perfumeの3人は私・私たちの想像とはかなりかけ離れた感情を持っていた公演だった。
その公演の模様を、一人のファンの記録として残していきたい。

 


 

Image

宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
この日の天気は雨、気温は10℃と季節外れの寒さ。

この会場までのアクセスは、最寄りの利府駅からバス、その利府駅に来る電車も毎時1,2本。仙台駅から直行バスもあるが、所要時間は約40分(混雑で時間が読めない)と、極悪のアクセスを誇る。
またこの宮城公演初日は、平日かつ開演時刻は19:00と遅く、終演時刻を考えると遠征民はもちろん、地元民にとってもあまり嬉しくない時間。

収容率32%となった背景はこうしたアクセスと開催日時、加えてコロナ禍の影響でライブにお客さんがまだ戻ってきていないこともあるだろう。

 

そんな時間、そんな場所へ、わざわざやってくる猛者たちだ。開場中から、これまでの公演とは明らかに違う、異様で特別な空気が漂っていた。

「どんな状況もプラスに変える」
それは私達ファンも同じ気持ちだった。

Perfumeが切り開こうとしている新しい世界。これまでもそういう機会は何度かあった。その世界は未知で、初めての新鮮な体験で、後から振り返った時に「あの日のPerfumeは本当に最高で、最高にカッコよかった」と思える経験ばかりだ。その船に乗っかって後悔したことは一度もない。

そしてこの2年半で、Perfumeには新しいファンが沢山増えたと思う。Twitterを続けていて、新規ファンを見かける機会を肌で感じていた。そういった、これから何が起こるのか、見当もつかない人達もこの公演に駆けつけている。

 

会場に入場したら、既にメンバーを呼ぶ声が聞こえてきて、すごくすごく懐かしかったし、「ああ、こうだったな」とかつてのライブを思い出して、それだけで涙が出そうになってしまった。
思えば、この日の異様な気合の入った空気感は、FC限定ライブに近かった。

私はというと、ほぼ正面スタンドの2列目。今ツアーではかなり良い席だ。開演寸前からもうワクワクが止まらず、座席で飛んだりメンバーを呼んだりして、落ち着かない人になってた。とにかく気合い入りまくり。

「この日のライブを、この選択をしたPerfumeの為に、最高の日にしたい。」

その一心だった。
余談だが、開場中にメンバーの声を叫ぶことを、私はこれまでしてこなかった。しかしこの日ばかりは叫んでいた。少しでも3人の力に、ライブを成功させることに加担したかった。

 

「まもなく、開演いたします。」

 

影アナのその一言、大拍手と大歓声で会場が震え上がった。

公演内容も成熟してきたツアー13公演目。
955日ぶりに、Perfumeと私たちが、声を用いて鼓舞し合える空間が始まっていた。

 


流れ雲

 

アルバム1曲目「Plasma」の低音がセキスイハイムスーパーアリーナに響く。天井付近まで昇った機構の紗幕が落とされる。そして無数のレーザーに包まれる中、スポットライトの当たる天井付近からPerfumeは姿を現し、その瞬間、大歓声が会場を包んだ。

 

あ~ちゃんは何度も下をうつむいていた。

 

この時、私たちはまだPerfumeの胸の内を知らない。けど、涙を拭えずに何度も下を向く姿を開演から見るのは、このツアーどころかこれまでのライブでも私は見たことが無かった。
しかし、私たちファンの想いは確実に伝わっている、それだけは確信が持てた。

 

今回のツアーは1曲目に「Flow」が選ばれている。あ~ちゃんはNHK番組「SONGS」でこの楽曲を歌うときに、「私たちとファンの関係性を書いた楽曲」と言っていた。
ツアーが始まり、この曲が1曲目に選ばれた意味を考えつつ、歌詞を読み直してみる。

ツアー中のMCでは、アルバム”PLASMA”、そしてツアーについて以下のように話されている。

次の時代が 変わる時代が
あの日の未来が 雨のように
止まないままで 晴れないままで
そうさ 僕らは流れ雲になる
Flow - Perfume

この「Flow」こそが、「Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"」を構成する鍵だと感じている。

この2年半で、忘れられない日や忘れられない報道もあった。「先の読めない未来を、時代の変化を愉しみながら生きていこう」と前向きに捉えられる面もあり、一方で「あの日抱いていた未来は約束されない」という、悲観とまではいかないが、影を含んだ詞でもあると思う。

 

この詞を読んで、私はPerfumeを”流れ雲”と思ったことなんて一度もないな、と思った。

本人たちは、自分たちを無力だと感じたこともあったかもしれない。でもファンから見れば、Perfumeはいつだって未来へ引っ張ってくれる存在で、想像もしなかった世界へ連れていってくれる。それでいて、私たちと同じ目線に立ち、寄り添ってくれるのだ。

「いつだって今がスタートライン」と武道館の真ん中で歌ったあの日、「青春謳歌」と叫んだ元旦の日、「起こせミラクル」と眩い衣装を身に纏い言い残したあの日。

 

この日のライブだってそうだ。あ~ちゃんは今日を「革命の日」と言った。また新たな歴史を、いつもより大きなPerfumeの歴史を刻もうとしている。

 

そんな「Flow」があるからこそ、「再生」が際立って心に響く。

いつか1人の国から 便りが届いて
だから行かなきゃ行かなきゃ

最大限界生きたいわ

全身全霊で向かうわ
再生 再生 再生成

再生 - Perfume

Perfumeの姿は、いつだってすべてを受け止める「再生」の歌詞そのもの。
そしてこの日の「再生」が終わってからは、なかなか3人にスポットライトが当たらなかった。

 


 

この日、あ~ちゃんは終始泣いていた。

その涙は「申し訳ない」という気持ちがほぼ全面を支配していたようだった。
具体的には以下の四点が理由のよう。
・「32%」は悔しい数字だし恥ずかしい数字である
・「32%」という数字にがっかりしたファンがいるかもしれない
・会場に関わる人の仕事を減らしてしまったかもしれない
・平日、この会場、この時間に来たい人が来れないということを考えてあげられなかった

なんというか、ファンのこととはいえ、他人のことにここまで寄り添って考えてくれるアーティストが居るだろうか。
そもそも、この宮城初日が平日公演となったことも、「日曜日が空いてなかった」ことで、「でも宮城だけ1日しかやらないなんて寂しいじゃん」というメンバーの意向から来ているそうだ。更に言えば、「32%」の数字を公に出したのは「少しでも安心してライブに来て欲しい」という想いだったとのこと・・・

一応Perfumeの名誉のために添えておくが、翌日の宮城公演2日目はSOLD OUTだ。

 

これは最後のMCだが、私はPerfumeを追いかけていて、がっかりしたことなんて無いし、もっとファンを信じてくれても良いのにな、と思ったりする。

でも、私が常日頃思っている「Perfumeには恩返しできないくらい色々なものを貰いすぎている、いくら感謝しても感謝しきれない」という想いと、似たようなものをPerfumeも持っているのかもと考えれば、それはそれでPerfumeとファンとの良い関係性を持っている証拠なのかな、と思ったりもする。

曲が終わってから最初のMCは、そんな気鬱な雰囲気があったが、チーム分けの頃には明るさを取り戻していた(けど、基本的にずっとあ~ちゃんは泣いていた)。

 


 

どんな状況もプラスに変える

 

どんな状況であっても、私たちファンが一番出来ることは「精一杯楽しむこと」だと思う。そして今日を最高にしたいという気持ちはPerfumeだって同じだ。逆境を逆手にとった最高のライブは、こうして幕を開けた。

ライブで、自分の大好きな人たちに向かって、自分の大好きな気持ちをぶつけるこの感覚は本当に久しぶりだった。声を出すことでこんなにも全てを開放して、Perfumeのことで頭がいっぱいになるこの感覚を忘れていた。メンバーも言っていたが、自分も知らないうちに、声を出さないライブに慣れていた。

曲中のダンスパート・曲終わりで歓声があがる感覚も、「Perfumeです!」を一緒に言う感覚も、チーム分けで手と声をあげる感覚も、始まってしまえば自然と出てくる出てくる。「自分、Perfume大好きすぎだろ」と思ってちょっと面白かった。

 


 

足りないの

 

遠回り してばかり この灯り
そのために 旅をした

I will, I will いっぱい 足りないの 切なくて
I feel, I feel いっぱい 会いたいの ボクだって

ハテナビト - Perfume

「Flow」と同じように、「ハテナビト」もこのツアーを構成する大事なピースだ。

「ツアーを通してみんなに会いたかった」というPerfumeの想いはどの公演でも語られており、ステージセットが観客との距離が近い360度ステージになった背景の一つに挙げられるだろう。

このツアー、3人がとにかく沢山目線をくれる。所謂”ファンサ”だが、あ~ちゃんかしゆかはともかく、いつもクールに魅せているのっちが、あんなにニコニコしながら沢山ファンサをくれるのは初めてではないか。有明か名古屋で「手を振ったら沢山振り返してくれて楽しかった」みたいなことを言っていたので、何か心境の変化があったのかな、とか思ったり。

 

限られた時を駆ける
あの頃夢見た 全てがほら ショーウィンドウにある

Time Warp - Perfume

私は「Time Warp」のこの歌詞が本当に好きだ。
無敵のPerfumeが歌う無敵の曲だと思っている。

この「Time Warp」の前に歌う曲が、2010年=初の東京ドーム公演を控えた時期の楽曲というのも憎いセトリだなと思う。

 

だいじょうぶ だいじょうぶ って言ってくれるキミの
声が 背中押して 今日だって
ステージに立つの

マワルカガミ - Perfume

(長野公演2日目MCより)

(宮城公演初日MCより)

たまたまであるが、のっちが「マワルカガミ」の”声”について話していたのが、直前の長野公演2日目だった。

「声を出さなくてもみんなの想いは伝わっていた」ということを、のっちはどの公演でも繰り返し説いていた。そんな中、この「マワルカガミ」がセットリストに入ったライブで声を出せたことは、Perfume的にも、”PLASMA”的にも大きな意味を持っていたのではないか。

 


 

第四形態

 

P.T.A.のコーナー」が始まるときに、あ~ちゃんは「身体を動かしたり、声を出したり…」という言葉を、自然と発していてなんともたまらない気持ちになった。何度も当たり前に聞いたフレーズのはずだが、このコーナーの趣旨を再確認できたことが嬉しかった。

この日ほど泣けた「Party Maker」は無かった。

Perfumeのライブを作ってきた、”Perfumeのライブのため”の楽曲。

手をかざして 光を感じて

もっと欲しいでしょ みんなで上げて
包み込もう このステージ
盛り上げてこのフロア 揺らして

Party Maker - Perfume

100%のお客さんが入って、何も気にせず声が出せる、そういった完璧な形でのライブでは無い。
しかし、あの日までのライブが戻ってきたどころではない、それ以上の新しい”何か”をこの詞を歌うPerfumeに感じていた。Perfumeがここに存在する意味、Perfumeがライブをする意味、そんなことよりもっと単純で、でも言葉に言い表せない”何か”がこの曲に詰まっていた。

 

この道を走り進み進み進み続けた

エレクトロ・ワールド - Perfume

絶対的な信頼と 対照的な行動
絶望的な運命が ある日恋に変わる
一方的な表現の ツンデレーション キミが
好き わかりにくいね puppy love

Puppy love - Perfume

I don't want anything
いつだって今が
Wow 常にスタートライン

STAR TRAIN - Perfume

 

明日からの新しいPerfumeが始まっていく。

 

ブレイク後も突っ走ってきたPerfumeは、「Reframe」をきっかけに自身の活動を振り返り、「P Cubed」を通じて自身の歴史自体を糧とし、また新たな道を歩み出そうとしていた。

 

しかし想定通りいかなかった未来があった。

 

2021年の [polygon wave] ライブには、ファンと一緒に未来を創っていきたい、その想いが強く表れていた。

今回の”PLASMA”ツアーは、想定されなかった未来で、「もっとみんなに寄り添いたい、私たちが少しでもみんなの力になりたい」という想いが3人のMCやパフォーマンス、そしてセットリスト(特に終盤)に強く表れている。その想いが「人間臭いもの」という一つの形として表れたのだと思う。

 

想定外に実現されたこの「大声アリ」公演。

Perfumeがファンを想う気持ち、ファンがPerfumeを想う気持ちが爆発したこの日が、「人間味あふれるライブ」そのもの。”ファンと一緒に”を大切にしてきたPerfumeが、これまで以上にファンと緻密な関係を作り上げて、共にPerfumeを創造していきたい。それが完成したとき、”第四形態”のPerfumeが集大成を迎えるのではないだろうか。

その創造の過程で、この宮城公演初日が一つのターニングポイントとなったことは間違いないだろう。
そしてのっちが言っていたのと同じように、私たちファンにとってもこの日はご褒美のような公演だった。

 

そしてPerfumeは、また私たちを引っ張り、明るい未来へ導いてくれる。

Perfumeを追い掛けていれば、Perfumeを想える日々があれば、楽しい日々がある。

これまでもそうだったように、これからもそうなんだと、強い確信と確かな希望を得られた一日だった。

当然だって思ってた運命が 変わる 変わる 変えるよ

さよならプラスティックワールド - Perfume

 

 


 

あとがき

 

Perfume LIVE 2021 [polygon wave]” を目撃したとき、「このコロナ禍で、ここまで非日常空間・Perfume WORLDを構築できるのはPerfumeしかいない」と、感服したのを覚えている。

今ツアー"PLASMA"でもそれは同様だ。

最近のライブで目立っていた映像演出は影を潜め、360度ステージかつ会場の端から端まで花道が伸びる、「Perfumeを間近に感じられる」「私だけ・僕だけのPerfumeを見つけられる」ステージセット。声が無くても楽しめるよう、曲間や照明、MC、P.T.A.のコーナー他、微細な部分まで工夫が詰め込まれたライブ。Perfumeにしか作り出せない空間がここにはある。

まだ”PLASMA”を体験していない人、Perfumeのライブを体験していない人にこの記事を読んで頂けたのなら、ぜひともPerfumeのライブに参加してみて欲しい。
執筆時点で、18公演のツアーも残すは埼玉・北海道の4公演。予定が合えばぜひ。特に北海道は会場が小さい=距離が近い上にまだチケットが取れる!

 

また、今回の記事の執筆にあたり、MCの内容について、アオキュさん(Twitter@aoky_)許諾の元、MCレポートを引用させて頂きました。MCレポ無しでは語れない公演だったので、感謝してもしきれません。ありがとうございました。
アオキュさんの宮城初日の詳細なMCレポートはこちらもぜひ。

 

残すは4公演。私も参戦いたします。
この”PLASMA”を経てPerfumeがどういった道を歩んでいくのか、そして私たちファンは全力で楽しむことを楽しみに。

 

長い記事でしたが、最後までありがとうございました。

【準備編③~三連休の広島を4万弱で!~】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する

 

このブログをざっくり言うと…

  • 広島三連休、とにかく高い!
  • 頼みの綱のJALパックも高い!
  • 頑張って安くします(飛行機)

 

全通シリーズ
・第1回→【プロローグ】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する
・第2回→【準備編①チケット】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する+α
・前回→【準備編②~大阪まで往復+ホテルが約2万円!?(超快適)~】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する

 


 

遂にツアーが開幕。

アルバム”PLASMA”の持つ「寄り添ってくれる」世界観をライブ全面で表現した、最高にPerfumeらしい、最高のライブでした。この素晴らしい一瞬の時間をあと何回か過ごせることになりますが、その日はその日しかないことを大切に、チームPerfumeと共にツアーの完走を祈りたいと思います。

 


 

さて、Perfumeさんの地元・広島での公演についてです。

前回はド平日の大阪ということで、かなり値を抑えられました。しかし広島公演はまさかの三連休直撃。飛行機もホテルも高い高い。6月の初めには旅程を確保していましたが、その時点から高かったです・・・

今回も”出来るだけ安く、快適に”を大切に、飛行機とホテルを採択しました。

【遠征概要】
遠征日(2泊3日):9月17日(土)~19日(月祝)
公演日(2日間):9月17日(土)、18日(日)
会場:広島グリーンアリーナ
旅程:神奈川県横浜市広島グリーンアリーナ周辺の往復
目標予算(交通費+ホテル):40,000円以下

全通三原則:

  • 学生という身分を考慮
  • 交通費・ホテル代を安くする
  • 快適性を損ねない

 


 

本当はJALパックがいいけど・・・

と言っても、ホテルの取り方に関しては大阪と同様です(会場から近ければ近いほど楽)。今回の全通では、全て楽天トラベルを活用し、日本各地同様の考え方でホテルを確保しております。

広島グリーンアリーナまでのアクセスは、公式サイトによればバスやら市電やらあるらしい。ですが、地図を見ると広島駅から歩ける・・・?

広島駅~グリーンアリーナまで約30分!(2km)

以前(Reframe 2021)、広島HBGホールから広島駅近くのホテルまで歩いたことがあるのですが、道もほぼまっすぐで分かりやすい街並みでした。また、ライブ終わりにご飯食べると時間を気にしなくてはならないのですが、会場からの徒歩圏内ならそんなこともなし。この時の経験から、今回も広島駅・グリーンアリーナ間にあるホテルが良いなあと思いながら探し、東横インをゲットしました。

会場の最寄りがターミナル駅だと、ホテルも見つけやすくて良いです。こちらは2泊で11,400円。平日大阪よりかなり値が張ってますが、これが三連休クオリティです・・・

 

また、広島のような首都圏からちょっと離れた場所は、ホテルと飛行機がパックになったものが一番お得なことが多いです。Reframeの時は、楽天トラベルの「JAL楽パック」を活用し、何一つトラブルの無い快適な遠征を過ごせました。しかし、この三連休でこのパックを使うと40,000円超となることが判明。パックは泣く泣く断念し、ホテルと飛行機を別で取ることにしたのです。

 

宿泊地:東横イン
プラン:★学割プラン【全国の東横インがいつでも10%オフ】 禁煙シングル
料金:11,400円(2泊3日)

 


 

広島は飛行機一択

広島までの交通手段ですが、色々あります。新幹線、飛行機、サンライズなど・・・

今回は安さと早さから、飛行機を利用します。新幹線は中3の頃に修学旅行で利用しましたが、時間かかりすぎで嫌でした。飛行機と比べて料金高いし。また広島空港は広島駅から離れてはいますが、バスも頻繁に出てるぽいです。お金があったらサンライズもアリでした。

 

航空会社について、以前の遠征経験から、JALの快適さに惚れこんでおり、今回もJALを利用しようと思っていましたが、色々調べていると広島空港にもLCCが飛んでいることが判明

その名はSPRING JAPAN(旧社名・春秋航空)。元々は中国の航空会社出資だったそうですが、現在はJALの子会社とのこと。

 

SPRING JAPANジェットスター同様、オプションで料金を上げていくタイプですが、多少分かりやすいのは運賃タイプで分けられていることでしょうか。

3つの運賃タイプ。「スプリングプラス」がオプションもりもり。

価格に関して、表示価格はかなり安いです。が、LCCは色々加算され、結局10,000円は超えてしまうので、そこまで激安でもない感じ。まあ、モノは試しということで、帰路にSPRING JAPANを採用することにしました。

タイプは最も安い「ラッキースプリング」で8,680円。超過手荷物(5kg)750円も付けてその他もろもろで結局10,720円です。表示価格+2,000円かあ。

 

行きは安定と信頼のJALを採用。「ウルトラ先得」を使い14,570円。値段がシンプルでわかりやすい。最高。

 

交通費

往路:SPRING JAPAN
 「ラッキースプリング」8,680円
 超過手荷物750円・空港使用料390円・保険300円・支払手数料600円
 =10,720円

復路:JAL
 「ウルトラ先得」14,570円

交通費合計:25,890円

 


 

というわけで、今回の広島2泊3日の交通費+ホテル総額は・・・

37,290円!!

頑張った方だと思います。多分。

 

次回はどこかな、同じ三連休の福岡、もしくは名古屋かな。

 

【準備編②~大阪まで往復+ホテルが約2万円!?(超快適)~】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する

 

このブログをざっくり言うと…

  • 交通費+ホテル(2泊3日)で2万円でおさめる!
  • 首都圏~大阪は飛行機が一番!
  • ホテルどう探す?

全通シリーズ

・第1回→【プロローグ】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する

・前回→【準備編①チケット】Perfume「PLASMA」ツアーを全通する+α

 


 

久しぶりの更新となってしまいました。

気付けばツアー開幕直前ということで、最初にホテルと交通を抑えた大阪公演の準備について記録していきます。

このシリーズの目的の一つとして、自分のような限界全通学生オタクがいた時、このブログが少しでも役立つと良いな、という風に思っているので、そこらへんちゃんと書いていきます。

 


 

【遠征概要】

遠征日(2泊3日):9月6日(火)~8日(木)

公演日(2日間):2022年9月6日(火)、7日(水)

会場:大阪城ホール

旅程:神奈川県横浜市大阪城ホール周辺の往復

目標予算(交通費+ホテル):20,000円

全通三原則:

  • 学生という身分を考慮
  • 交通費・ホテル代を安くする
  • 快適性は損ねない

 

今回のPerfume大阪公演は9月6日,7日のド平日2公演大阪城ホールは関西のアリーナクラスでは有名な会場ですね。

希望としては公演2日目終了後、そのまま横浜の自宅まで帰りたかったのですが、なんせ開演が19:00。よって終演時刻も遅いことから、帰路は余裕をもって翌日とし、2泊3日としました。

 

そして今回の目玉目標は、

 

ホテルと交通費の予算、合わせて20,000円!!

 

果たして、この予算で快適性を維持することは可能なのか…。

 

 


 

交通手段、どうする?

 

まずは交通機関

 

首都圏から大阪の交通手段として、初めに挙がるのはやはり新幹線

しかし、最速種別「のぞみ」の最安(EX早得21)でも、片道約11,000円。これではまだホテルも取っていないのに、往復交通費で余裕の予算オーバーです。しかも、往復で東京~新大阪の所要時間は約2時間30分。最近これを利用したのですが、2時間半は意外と長い。

安さで言えば、片道10,000円を下回る「ぷらっとこだま」なるものもありますが、これは所要4時間(これも利用経験あり)。

 

新幹線は今回は却下です。

 

安いと言えば、オタクの味方高速バス。

深夜バスは7時間程度で大阪まで運んでくれますが、積極的に乗りたいとは思いませんでした(これも利用経験あり)。

なにより、約7時間も拘束されるのは全く快適ではない。今回の全通三原則に則っていないという点から、高速バスも却下です。

 

残されたのは、空路。

 

「え?飛行機って高いんじゃないの??」

 

いいえ。

大阪まで快適に、お安く行くのであれば、飛行機が最も適切な手段であると思います。

 

ジェットスターHPより(2022年8月17日時点)

LCC(格安航空会社)であれば、成田空港~関西国際空港は4,000円弱と打っています

実際には燃料費だなんだで+1,000円くらいしますが、それでも新幹線に比べて半分の値段。所要時間も約1時間30分です。

新幹線のような気軽な乗りやすさはありませんが、首都圏から大阪への遠征であれば、空路が最強だと思います。

 

LCCは表示価格に加え、先ほども言った燃料費のほか、座席指定料金、受託手荷物料金などが加算されていきます。とは言ってもほぼオプションなので、実際に払う金額は表示価格+1,000円くらいです。

しかしLCCは、車内が狭いことや、飛ばない(遅延や欠航)も少なくない印象。「ライブに間に合わない!」が発生することは最も避けたい。

 

そこで今回、行きは羽田空港神戸空港スカイマークを選択。

news.yahoo.co.jp

スカイマークは定時運航率が国内トップの航空会社ということで、信頼。大手のJALANAと比べると安く、LCCのような座席の狭さはないという、まさに”オタクの味方”ではないでしょうか(?)

羽田~神戸が7,980円!!新幹線より全然安い!!

ということで、スカイマークの中でも最も割引率の高い「いま得」7,170円に、旅行保険810円を適用し、大阪までの往路は8,000円弱とすることが出来ました。

帰路に関しては、帰れれば時間とかどうでもいいので、先ほど紹介したジェットスターを予約。フライト3,580円に、空港施設利用料830円、手数料630円を合わせた5,030円としました。

 

行き:
・往路:羽田~神戸
・航空会社:スカイマーク
・交通費:7,980円(内訳:いま得7,170円+SKY旅行保険810円)

帰り:
・復路:関西~成田
・航空会社:ジェットスター
・交通費:5,030円(内訳:フライト3,580円+施設利用料830円+手数料630円)

交通費合計:

 13,010円

 


 

ホテル、どう決める?

 

次はホテル。

 

今回は基本的にビジネスホテルにしています。

といっても「どこにホテル取る?」「どうやってホテル探す?」って感じですよね。

 

今回の全通では、宿泊に関しては全て楽天トラベルを使います。検索機能も優れているし、なにより安いです。

楽天トラベルはホテルをエリアで絞る仕組みなので、会場位置を基にエリアを選択。すると、大量のホテルがリストアップされるので、ネームバリューがあるホテル(アパとか東横インとか鉄道会社系とか)を探していきます。ネームバリューがある方が安心だし、設備も充実してるかなと思いまして。

エリアからホテルを探す。大阪城の位置が書かれてて探しやすい!

基準は以下の3点。

  • ホテルのネームバリュー
  • ライブ会場最寄り
  • ↑が無理なら、会場最寄りから電車1本で数駅の徒歩10分以内

・・・と言っても、「初めて行く会場から電車1本の場所なんて知るかい!!」という感じですよね。

ここはYahoo!乗換案内の出番。出発地を大阪城ホール到着地に気になったホテルの所在地を入れて、いざ検索。すると所要時間や電車何本で行けるのかが一目瞭然。ホテル公式HPにはないようなルートも提示してくれるので、Google Map等も参考にしながら位置関係を確認すれば、会場からホテルまでどんな感じなのか、かなりイメージが湧きやすいと思います。

こんな感じで探せば大体失敗しないですが、会場から近ければ近いほど楽だと思います。オフ会込みで考えるなら、中心地に近い駅などもいいかも。

 

という感じでアパグループのホテルを確保。これが2泊で8,800円でした。

 

これで遠征の準備は整いました。

往路:スカイマーク 7,980円

復路:ジェットスター 5,030円

ホテル:アパホテル(2泊) 8,800円

合計:

 21,850円

 

惜しくも20,000円には収まらず、という感じではありましたが、工夫次第で数千円下げることは余裕です(往路もLCCを使う、もう少し安いホテルを探す、など)。意外と2万前後で収まっちゃうんですよね。

逆にこの金額に収まったのは、コロナ禍であることに加え、ド平日だったからだと思います。

 

・・・そう。今回のPerfumeのツアーは、9都市中3都市で三連休中の公演です。

三連休は旅費も爆上がり。これをどう安く収めていくか。

 

次回はその三連休中の公演、広島公演の準備編です。