「この夢の先まで」ポピパ 8th DAY2 感想

Poppin'Partyのライブ、「BanG Dream! 8th☆LIVE「Breakthrough!」ドキドキ♪Special Day!」に参戦して参りました。

私にとっては大規模ライブイベント自体が今年の2月以来。ライブが決まった時から中々にウキウキしておりました。

しかしこのライブ、先行抽選を申し込み忘れるという失態を侵し、その後の抽選や一般発売でもチケットが取れず、望み薄で挑んだリセールで奇跡的に確保。大学のWi-Fiが爆速で助かりました。ありがとう弊学。

そんな訳でPoppin'Partyの音楽を楽しむため、推しの伊藤彩沙さんの動きひとつひとつをこの目に刻む為に東京ガーデンシアターへ向かいました。

気になる座席ですが、プレミアムシートを狙っていたものの、確実に参戦するために一般席を狙い確保。第1バルコニーの5列目と、リセールの割にかなりいい席が取れました。

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ライブ会場というより、ライブシアターという言葉が似合う東京ガーデンシアター。"音楽を浴びる" 感覚、とまではいきませんでしたが、Poppin'Partyのバンドの音は充分に感じとることが出来ました。

公演タイトル通り、1曲目は「Breakthrough!」。振り返ってみれば、ポピパの新境地を魅せるんだ！という、5人からのまっすぐなメッセージだったように思えます。

続いた「Returns」。2曲目は色々な意味で攻めるなあと思いました。

この楽曲はポピパ楽曲の中でも独特の色を持っているというか、「Light Delight」のような "曲の力強さ" があると感じているので、それを「Breakthrough!」から繋げるのはかなり意外に思えました。攻めてる。

「イニシャル」はライブで見れるのを楽しみにしていた楽曲の一つでしたが、期待通り素晴らしいものでした。アニメ3期のオープニング曲ということで、2期の「キズナミュージック♪」とは大きく異なるテイストではありますが、1年掛けた修行明けの "新しいPoppin'Party" のはじまりを感じさせる楽曲です。

ライブを観ながら、初めてこの曲が公開された時、これからのPoppin'Partyに期待を抱いていた記憶が思い起こされました。メリハリのあるドラムが大好きです。

先程も述べたように私自身、大規模なライブイベントは2月のPerfume東京ドーム公演以来。久しぶりのライブということで、動きまくる身体が序盤は固まっていました。

そのリミッターを解除したのは間違いなくこの「イニシャル」でしたね。「イニシャル」様様です。あと伊藤彩沙さんが可愛い。生きていてくれてありがとう。

テレビアニメ3期で一つのターゲット曲となった「ぽっぴん’しゃっふる」がMC明けに披露されました。この曲自身も、このような形で日の目を見るとは思ってもいなかったでしょう。初期のアニソンぽさも残る楽しい楽曲です。

ライブが出来るのは当たり前では無い、希望を持っていまを歩んでいこう、という愛美さんのお言葉から始まった「Step × Step!」。

そして「ときめきエクスペリエンス！」、「キズナミュージック♪」とテレビアニメの1期・2期のオープニング曲がセットで披露されました。

先程「イニシャル」の所でも少しお話したことなのですが、アーティストが今後の活動の指針を決めるのに、ターニングポイント的な楽曲が存在すると私は思っています。

Poppin'Partyはそのターニングポイント的な曲が、コンテンツの性質上（細かく見ればたくさんありますが）やはりアニメのオープニング曲であると考えています。特にリアルタイムで追い掛けていた「キズナミュージック♪」によって切り開かれた道と景色は、数え切れない程のものがあったと思いますね。武道館、NGNC、そしてロッキン……

また「ときめきエクスペリエンス！」は、私がPoppin'Partyに興味を持つきっかけとなったライブ映像だったので、そんな頃の記憶にも耽りながらノリノリで身体を揺らしておりました。

クイズコーナーではガバガバのポイントシステムを西本りみさんが勝ち抜き、大橋彩香さんが最下位。後日YouTubeにて罰ゲームが公開されるそうです。

後半戦の幕開けは、いつの間にやらすっかり出囃子曲と化した「What's the POPIPA!?」。今回も楽器を持たない&ショートバージョンでの披露でしたが、なんと途中で愛美さんが空中に浮上。スクリーンに星を背負って姿勢を変えないまま何メートルかで浮いている愛美さんが面白かったです。いいサプライズでした。

この曲はいつか生演奏&フルサイズが聴きたいです(懇願)

からの「Time Lapse」は7thライブと同じ流れですね。5人の声（今回は4人？）から始まるこの曲の始まりは何度聴いても鳥肌です。今回も大量のスモーク噴射と、真っ赤な照明が会場を染め上げていました。アツい曲です。

そしてそして、待ってました「Hello Wink!」。もうこの楽曲のために東京ガーデンシアターに乗り込んだと言っても過言ではありません。

ガルパに収録された時からビビっと脊髄反射を起こし、音源化を待ち、アルバムが発売され、期待以上のフルサイズに胸を集らせ、ライブで聴ける日を楽しみにしてきました。

曲振りのMCで教え込まれた振り付けも、無理なく、寧ろこの楽曲を楽しむのに最高のものであったと思います。こういう、皆で一緒に系のモノって楽曲の相性によって合わないこともありますが、今回はバッチリだったと思います。伊藤彩沙さんが可愛い。動いててくれてありがとう。

また季節系の曲は、必然とその季節限定の披露になってしまうのですが、この楽曲に関してはそんなの気にせず、ぜひライブの定番にして頂きたく存じます。大塚紗英さんも途中でスカダンしてましたし、私もそれに釣られて客席でスカダンかましてましたので、どんな場所でも通用する、これからのポピパに必要な楽曲だと思っています。何卒。

そこからの「ティアドロップス」。もはやド定番ではありますが、色褪せませんね。強い楽曲は育てればどこまでも育つと思うので、「ティアドロップス」や「Time Lapse」のような楽曲があと何曲か欲しいなあと個人的に思っています。「イニシャル」や、先程の「Hello Wink!」がそれにあたると思います。「Hello Wink!」めっちゃ推しますね。すいません。

曲中、光る棒を青から赤に変える余裕など私にはないので、常に推しの伊藤彩沙さん色を振っています。

本編もいよいよあと2曲。ここで流れたのは大レア&大名曲「Light Delight」。6thライブからイベントに参戦している私は初めて生演奏を聴きました。

隣の席の方は頭を抱えておられましたし、私は光る棒を西本りみさん色に変えずには居られませんでした………

西本りみさんのこの曲に対する想いは何度か本人の口から話されていますが、笑顔で歌いきれた日がこの日でした。曲終わりに満面の笑みを客席に向けるりみさんを絶妙に抜いたカメラマンとスイッチャーさんには土下座をしたい。

ライブでやって欲しいという声が沢山届いている、ということを以前どこかで愛美さんの口から聞いたので、もしかやってくれるか…？と少し期待していたので、非常に "良かった" です。

暴れる身体を沈めて見入ってしまいました。

本編の締め括りは「ミライトレイン」。アニメ3期最終話の挿入歌ですが、この曲も初めて聴いたときから凄く好きです。つまりライブで聴けるのを楽しみにしてきた曲です。

「Wo…」は観客一体で声を上げたいところですが、今回は高く突き上げた拳と紫色の光る棒で我慢。ステージの背面から無数の激しい光量で照らされるのがなんともエモかったですね。アンコールではなく、本編の最後というのも良かったと思います。

幕間映像はメンバーへのインタビューだったのですが、なんかめちゃめちゃ見入ってしまいましたね。私、Poppin'Partyが凄い好きみたいです。

愛美さんがロッキンを「悔しい」と仰られてたのはかなり驚いたし、Poppin'Partyはまだまだ止まらないな、とこの先が楽しみにもなりました。

そんなインタビューの余韻を引きずりながら「前へススメ！」に入っていきました。個人的今日の優勝曲です。

Bメロが心地よいこの曲の良さに最近気付きつつあったのですが、このライブで完全にやられました。凄くいい曲ですね。ありがとうございました。ヘビロテ曲化するでしょう。

最後のMCでも五人五様の言葉を述べられていましたが、共通していたのは "今の現状に満足していない" ということでしょうか。

インタビュー映像で大塚紗英さんが「大体夢は叶っている」と仰っていました。でも彼女は前日のTwitterで、ライブの音源を聴き直し、2日目に向けて必死に改善をしている旨のツイートをしていたところから、やるなら最後の最後まで妥協を許さないアーティスト精神を感じましたし、西本りみさんは「私たちの音楽で笑顔をもっと届けたい」と仰り、推しの伊藤彩沙さんもRoseliaと対バンしたいなどなど、言葉が失礼ですがとても貪欲で、Poppin'Partyの未来に期待が持てると確信した次第です。

結成5年、8回目のナンバリングライブで、1stシングル「Yes! BanG_Dream!」で締める所も、新たな覚悟と忘れない初心の暗喩な気がしています。この曲も伊藤彩沙さんが可愛かった。タンバリンありがとう。伊藤彩沙さんとタンバリンに感謝。

公演中には次のライブも発表されました。私の大好きな横浜アリーナで、Morfonicaとの対バンです。Morfonicaも普通に好きでよく聴いているし、ライブも行ってみたかったのでいい機会。絶対当てないと。何より横浜アリーナというのが素晴らしいです。

2020年、思いがけない1年間になってしまっていますが、新たな時計が動き出した1日でした。

2021年のPoppin'Partyに向けて、明るい未来とその先を感じることのできる、温かいライブでした。

2020.10.09 Fri. at 東京ガーデンシアター

「BanG Dream! 8th☆LIVE「Breakthrough!」ドキドキ♪Special Day!」

セットリスト

01．Breakthrough!

02．Returns

03．イニシャル

04．ぽっぴん’しゃっふる

05．Step × Step!